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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 有村架純またも“低視聴率”

『コントが始まる』有村架純またも“低視聴率”の不遇

『コントが始まる』公式サイトより

 土曜夜10時から放送されている『コントが始まる』(日本テレビ系)の視聴率が低迷している。5月15日に放送された第5話の世帯平均視聴率は7.0%(関東地区・ビデオリサーチ調べ/以下同)。初回放送の8.9%から下落の一途をたどっている。

 『コントが始まる』が放送されている日本テレビの土曜10時枠は、もともと視聴率が高くないことで知られている。最も高視聴率だったのが、天海祐希主演の『トップナイフ―天才脳外科医の条件―』で全話平均視聴率11.3%。ほかの作品は8%~9%台がほとんどで、良い作品はあれど視聴率は跳ねにくいのが特徴だ。しかし『コントが始まる』は、現在この枠の中で最低記録を叩き出している。5話までの全話平均視聴率は7.8%。折り返し地点でこの数字は少々厳しいものがある。

 キャストには若手の実力派が勢ぞろいしており、コントが伏線になっているというストーリー展開も見ごたえがある。爆発的に跳ねずとも、ここまでの低視聴率を記録してしまうようなドラマではないことは確かだ。

 なぜ『コントが始まる』はお茶の間の支持を集められないのだろうか。その理由を、芸能ライターはこう語る。

 「今回ヒロインとして出演している有村架純さんですが、彼女の演技は、特に女性にとって好き嫌いが分かれる傾向にあります。有村さんの悲しみや苦しみといった“負の感情”を表現する演技には定評がありますが、一部の女性からは『か弱いアピールに見える』『私不幸ですみたいな演技が苦手』という声も。役の設定上仕方ないのでしょうが、男性が守ってあげたくなるようなキャラクターが鼻につくという女性も多いようです」(芸能ライター)

 有村の過去の主演作を振り返ってみると、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系)や『中学聖日記』(TBS系)は、作品が評価されてドラマ賞など多数受賞しているにもかかわらず、いずれも低視聴率だった。作品に恵まれ、その演技が評価されても視聴率が振るわないことから、有村を“低視聴率女優”と見なす意見も少なくない。

 しばらく主演ドラマで低視聴率続きだった有村。『コントが始まる』で汚名を返上できるかと思いきや、現状ではどうも難しそうだ。この際、視聴率は気にせず、有村らしくのびのびと演じ切ってほしいものである。

■番組情報
土曜ドラマ『コントが始まる』
日本テレビ系毎週土曜22時~
出演:菅田将暉、有村架純、神木隆之介、仲野太賀、古川琴音、鈴木浩介、伊武雅刀、松田ゆう姫、明日海りお、小野莉奈、米倉れいあ(821)ほか
主題歌:あいみょん「愛を知るまでは」(unBORDE / Warner Music Japan)
音楽:松本晃彦
脚本:金子茂樹
チーフプロデューサー:池田健司
プロデューサー:福井雄太、松山雅則(トータルメディアコミュニケーション)
演出:猪股隆一、金井紘(storyboard)
制作協力:トータルメディアコミュニケーション
製作著作:日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/conpaji/

早乙女りこ(ライター)

東京生まれ神奈川育ちのフリーライター。映画・ドラマはジャンル問わず幅広く鑑賞しており、物語の展開を予想したり、役者の演技を複数作品で見比べたりすることが趣味。

さおとめりこ

最終更新:2021/05/22 10:30
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