庵野監督否定も… 次作アニメ映画は『ナウシカ』? 鈴木Pの匂わせぶりにアニメファンがかすかな希望
#庵野秀明 #エヴァンゲリオン #風の谷のナウシカ
実現すれば、「エヴァ」以上の“インパクト”が発生しそうだが……。
公開中の映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の興行収入が82.8億円を突破。『シン・ゴジラ』の82.5億円を超え、庵野秀明総監督作品として最高記録を更新した。
『エヴァ』後の庵野監督は、すでに実写映画『シン・仮面ライダー』と『シン・ウルトラマン』を手掛けることが発表されているが、そんななか、5月16日の『デイリー新潮』が次作のアニメ映画についての情報を報じ、アニメファンが騒然となっているという。
「記事中では、庵野監督が社長を務めるアニメ制作会社カラーのスタッフが『今後、あるアニメ映画を作る予定です』とコメントしているんです。『庵野監督ではない、誰もが知っている国民的アニメ映画監督の代表作のニューバージョン』とのヒントから、多くの人が宮崎駿監督の『風の谷のナウシカ』ではないかと予想しています」(エンタメ誌編集者)
しかし、同日、カラー社は報道を否定した。
現在、庵野秀明がアニメ作品の企画をしているという内容についてのニュース記事が出ていますが、そのような事実はございません。
また、弊社関係者はこのような週刊誌やネット記事に対し、過去も現在も一切の取材を受けておりません。
正式に取材をお受けした企画に対しては公式に告知しております。— 株式会社カラー (@khara_inc) May 16, 2021
それでも可能性はゼロではないという、希望をいただき続ける声があるようだ。アニメ誌編集者が言う。
「庵野監督が宮崎監督を“師のひとり”と仰いでいるのは有名です。84年に公開されたアニメ映画『風の谷のナウシカでは、巨神兵の原画を担当してもいる。アニメ映画版の『ナウシカ』は、全7巻ある宮崎氏の原作マンガのうち2巻の前半までしか描かれていません。その後の展開は殺戮の話が多くなっていくのですが、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは13年の時点で、この部分を『ナウシカ2』として庵野監督に任せる構想を持っていたことを明かしています。また、4月25日放送の『ぼくらの時代』(フジテレビ系)に登場した鈴木氏は、庵野監督が『ナウシカ』の実写化に意欲を見せていたとも語っていました。アニメ、実写に限らず庵野監督が『ナウシカ』に相当こだわっていたことが伺えます」
『ナウシカ』といえば、19年12月に新作歌舞伎が公演されている。また、4月にはコロナで開催中止となった『アニメージュとジブリ展』では、ナウシカ役を務めた声優の島本須美が音声ガイドを担当。「ナウシカ」のセル画も展示されていた。
ここにきて『ナウシカ』に動きがありそれを、“ニューバージョン”の予兆と捉える向きがあるようだ。庵野監督が宮崎監督を口説き落とすことができれば、話は一気に進むかもしれない。
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