
『フリースタイルティーチャー』口喧嘩強者・末吉9太郎が韻を捨て“公開説教”に踏み切る!
#フリースタイルティーチャー

5月9日に放送された『フリースタイルティーチャー』(テレビ朝日系)で「男性アイドルラッパー育成SP」2ndバトル総当たり戦の4週目が行われた。今回行われたのは、末吉9太郎(CUBERS) & 晋平太 VS 宮里ソル(円神) & TKda黒ぶち、岡野海斗(Boom Trigger) & SAM VS 横山統威(祭nine.) & KEN THE 390の2試合だ。
「ちょっと痛い」「リスペクトしてるって嘘」9太郎のえげつない指摘
第1試合は9太郎 VS 宮里。2勝0敗の宮里はこのバトルに勝てば一気に優勝に王手。1勝1敗の9太郎が勝てば共に2勝1敗同士になり、9太郎も優勝争いに絡むことができるという状況だ。
ティーチャーの晋平太が「ディベートがメチャクチャ強い。相手の言ってることを受け取って矛盾点を突けば大丈夫」と言ったように、このバトルでは9太郎の口喧嘩の強さが遺憾なく発揮された。まず、初っ端のカマシはこれだ。
9太郎 「てか これさっきから思ってたんだけど めちゃめちゃ痛いよ
ごめんね 本当にごめんね
でも 結構 痛かったからちょっと気をつけた方がいいかも」
「あともう1個言わせて スターは自分の事をスターとは言いません
世の中のスターを見て 謙虚で凄く常に努力をするの
それ学びなさい」
宮里が痛いことは皆も少なからず感じていたが、それが彼の個性であり愛すべきポイントと思っていた。しかし、そこを遠慮なくズバリ指摘したのが9太郎だったのが意外だ。冷静だし、えげつない。
そして、ここからは9太郎の“B面”が存分に出てきた。今回は彼の素が最も出たバトルだ。
宮里 「お前さっきから言ってるな 誹謗中傷とか過去のイジメの話
俺もそれについてめちゃくちゃ思う事があるから 深く話そう
俺 昔 イジメられっ子を助けた過去があんだわ
だから今日もお前の心を救う 傷口に絆創膏 貼る」
9太郎 「誹謗中傷について あなたが言う権利はありません
さっきのバトル 皆にめちゃめちゃ失礼な事 言ってたから」
「イジメの事 さっきから聞くけど 僕 結構 散々話したじゃん
それ全部ちょっとメモ取っといて
さっきから話してるから 何でそれメモ取っとかないかな」
宮里から「お前の心を救う」とまで言われたのに、決して乗っからずに対抗図式を築いた9太郎。「人を傷つけるべきではない」という本音をぶつけようとしているのだ。
9太郎 「バトルの後に言う 『リスペクトしてます』って笑っちゃう
だってそれは嘘だもん リスペクトしてたら あんな事は言わない」
「他のメンバーにも沢山のファンがいて 沢山の愛してる人がいるの
その人の気持ちを考えた事ある?
そして宮里くんにもファンがいる
その人たちが 今の宮里くんを見てどう思うかな?」
9太郎はすでに韻を捨てているし、全くビートに乗ろうとしていない。もはや、これはラップというより説教だ。でも、今までの彼のバトルの中で1番好きだ。「上に向かって突き進むから、あの頃自分をイジメた人にはもうムカついていない。だから、自分は他人をディスらない。ディスっている姿を見たら、ファンはそのアイドルをどう思うのか」という本音の吐露は、MCバトルだからこそ表出した9太郎の新境地。結果、このバトルは9太郎が勝利した。晋平太の指導で自身の持ち味を上書きしたのではなく、持ち味をなくさないまま晋平太の指導を糧にできた点が勝因だと思う。
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