菅政権がおかしいーー五輪“強行”開催、ついに組織委警備最高責任者が爆弾証言
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インフルエンザワクチンの110倍――コロナワクチン接種の死亡例
さて、私が住んでいる東京・中野区でも、ワクチン接種が始まった。かつては革新区政だったこともあり、そのかすかな名残だろうか、昨年の一律10万円の特別定額給付金配布もアベノマスクも比較的早く届いた。今回のワクチン接種も他の区より少し早いようである。
しかし、古い町だけに高齢化の進み具合も早く、4人に1人が高齢者である。総人口は約33万人だから、8万人以上いるということになる。
後期高齢者のワクチン接種の申し込みは5月初めから始まり、11日に2回目の応募が締め切られた。
バス停で会う90近い元気な老婦人は、かかりつけ医に15分も電話してようやく予約が取れたと憤慨していたが、保健所などに応募者が殺到して、区の係員が慌てて中止したという騒ぎは、この区では聞かないようだ。
といっても、スムーズに予約が取れるわけではない。私はネットで申し込んでいるが、根がのろまということもあるのだろう、2回とも締め切られてしまった。
次回は26日からだから、早くても接種を受けられるのは6月になるだろう。
接種を急いでいないわけではないが、私は75歳で、長年、高血圧と糖尿病があり、薬を欠かさない。接種後に亡くなった人が39人もいると聞くと、もう少し遅くして、どれくらい副反応が出るのか、様子を見たほうがいいかもしれないとも思っている。
厚生労働省によれば、有識者検討会は、亡くなった39人のうち9人を「評価できない」、11人を「評価中」としていると発表しているが、個々の死亡理由は分からない。
現代は、亡くなった人たちのケースを取材している。久しぶりに、いい取材である。
北海道旭川市に住む木下隆弘(仮名・享年46)は、3月19日にワクチン接種を受け、その翌日に亡くなってしまった。彼は旭川市にある旭川赤十字病院で事務職員として働いていたため、医療従事者として接種を受けた。
当日に腕の痛みを感じたという。翌日、朝から「背中が痛い」と妻に訴えたため、近所の整形外科に行ったが、別の病院で診てもらうようにいわれた。
だが帰宅後、木下は突然意識を失い、いびきをかき始めた。救急車で勤務先の旭川赤十字病院に運ばれたが、搬送された時点で心肺停止状態だった。
死因は、身体の中で一番太い血管である大動脈が裂ける急性の大動脈解離で、70代以上に発症することが多いが、40代、しかも身長が180cmもあるがっしりした体格で、特に持病はなかった彼がなぜ?
福岡県で3月23日に亡くなったのは太田彩(仮名・享年26)。県内の公立病院で看護師として働いていた。元々小児科病棟で働いていたが、病院がコロナ患者を受け入れることになり、彼女もその担当になった。
彼女がワクチン接種を受けたのは3月19日。ワクチン接種によって血栓ができて亡くなった人がいるというニュースを見て、本人は「怖い、打ちたくない」といっていたそうだ。
接種後4日目、出勤してこない彼女を心配して、病院から両親のほうに連絡があり、父親が彼女のアパートに見に行くと、朝食を食べている時に異変が起きたようで、テーブルにはご飯とみそ汁がそのままになっていたという。
病院でCTスキャンした結果、脳出血とくも膜下出血を起こしていた。女性では60~70代に多いといわれる。なにも健康上のリスクを抱えていない20代の女性が発症するのは極めて珍しいという。
中には基礎疾患を抱えていた人もいる。4月1日にワクチン接種を受け、翌日に亡くなった62歳の男性は、高脂血症や糖尿病などの血液がドロドロになる基礎疾患があったため、抗血栓薬を服用していたという。88歳の男性が接種当日に亡くなったケースもある。
現代によると、39人のうち、脳出血・くも膜下出血が8人、大動脈解離で2人が亡くなっているそうだ。
コロナワクチンの治験に関わっているニューヨーク大学医学部臨床医のパーヴィ・パリークは、日本のケースを見ると、全国で440万回の接種が行われ39例の死亡が確認されているということは、100万回接種当たりの死者は約8.9人と、インフルエンザワクチンの110倍という数字だと驚きを隠さない。
無視していい数字ではないというが、現代もいっているように、39名という数字は氷山の一角であろう。なぜなら、北海道の木下のケースでは、病院はワクチン接種による死亡例だとして厚労省に報告していなかった。
遺族側から病院に働きかけて、厚労省に報告してもらったのだ。報告するかどうかは医師の裁量が大きいため、報告しないケースがかなりの数あると考えてもいいはずだ。
太田彩の父親がいうように、政府はワクチン接種と死因の因果関係は本当にないのか、きちんと調査し国民に説明すべきである
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