カンニング竹山の“フジテレビしぐさ”に感じるモヤモヤ
2021/05/18 19:00
#フジテレビ #カンニング竹山 #テレビ日記 #フワちゃん
滝沢カレン「『アルマゲドン』を見た後に泣いた涙の量ぐらい」
15日の『NOと言わない!カレン食堂』(テレビ朝日系)。料理が得意な滝沢カレンが、ゲストのオーダーを受けて創作料理を披露する特番だ。
で、料理中のトークで垣間見える彼女の言語感覚はあいかわらず独特。それは調味料などの分量を表現するときに顕著で、ゴマを入れる量は「全部の歯に詰まるぐらい」で、だしの量は「『ねぇ、そんぐらい飲んじゃいなよ』って言われる量」、溶かしバターを入れる量は「(映画の)『アルマゲドン』を見た後に泣いた涙の量ぐらい」である。
なんだか、新しい単位が生まれる瞬間を見ているかのよう。フィートとかインチとかいった単位はもともと人間の身体を基準にしていたというけれど(一説によると、フィートは足の大きさ、インチは親指の幅が由来)、上述の滝沢の”単位”たちもまた、彼女の身体的で個人的な感覚に基づくものだ。にもかかわらず、聞いている側も感覚的に理解できてしまうのがすごい。自分と他者に通底する共通感覚を自分の内側から言葉として汲み出す能力がズバ抜けている。
今回の彼女の発言が伝言ゲームで回り回って、500年後ぐらいに新しい単位になってほしい。あるいは今すぐ、カンニング竹山が“フジテレビしぐさ”をしているのを見たときに感じるモヤモヤの量を的確に表現してほしい。
最終更新:2021/09/21 11:34
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