『緊急取調室』復活! テレ朝、天海祐希を日テレから“奪還”も不安視される点とは?
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天海祐希が主演を務める人気ドラマシリーズ『緊急取調室(通称:キントリ)』(テレビ朝日系)が木曜ドラマ枠で2年ぶりに復活することがわかり、ファンから歓喜の声が挙がっている。
同作は、叩き上げの取調官・真壁有希子(天海)が、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称キントリ)」のメンバーと共に、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる作品だ。
2014年1月期に第1シーズンが放送され高視聴率をマークしてシリーズ化された。15年9月のスペシャル、17年4月期の第2シーズン、19年4月期の第3シーズンも好調で、同局では『相棒』(水谷豊主演)、『科捜研の女』(沢口靖子主演)などと並ぶ人気ドラマシリーズとして、すっかり定着している。
18年2月にはレギュラーキャストだった大杉漣さんが亡くなったが、第3シーズンでは、大杉さんもメンバーの一人として扱い、回想シーンで登場させるなどの気配りで、“結束力”の強さを見せていた。
同局としては、20年にも第4シーズンの放送をもくろんでいたようだが、天海が日本テレビに“転出”し、同1月期の『トップナイフ-天才脳外科医の条件-』に主演したため、そのプランは消滅してしまったとされる。
「日テレは米倉涼子主演の『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレ朝系)に対抗できるような“女医ドラマ”を制作すべく、“高視聴率女優”の天海に白羽の矢を立て、『トップナイフ』のシリーズ化も視野に入れていました。同じテレ朝なのに、莫大な出演料を手にしていた米倉との“格差”を不満に思っていた天海が日テレの誘いに乗ったといわれています。しかし、『キントリ』が12~13%台(ビデオリサーチ調べの世帯平均視聴率、関東地区・以下同)をガッチリとキープしていたのに対し、『トップナイフ』は平均11.3%でイマイチ。ライバルと言えた『ドクターX』には足元にも及ばず、シリーズ化は暗礁に乗り上げてしまいました。そんな折り、テレ朝が天海に急接近し奪還に成功したようです。天海にとっては、『キントリ』なら高視聴率が獲れるのは間違いないでしょうし、“高視聴率女優”としてのプライドも保てますからね」(テレビ誌ライター)
ただ、一見安泰に見える『キントリ』を不安視する向きもあるという。
「コロナ禍で在宅率も上がっていますし、『キントリ』第4シーズンは、これまでより高い世帯視聴率を獲得する可能性も高そうです。しかし、昨今広告代理店やCMスポンサー企業が気にしているのは、20年4月から調査が始まった個人視聴率であり、商品購買につながるコア層(13歳~49歳)における視聴率です。『キントリ』次期シーズンには、今までと変わらず、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、ドランクドラゴン・塚地武雅、でんでん、小日向文世といったおなじみのキャストが集結することが決まっています。長く見ている視聴者にとっては、キャストが変わらない方がいいんですが、なんせキャスト全体の平均年齢が高いので、若年層には敬遠されかねず、コア層で高い数字を獲るのは難しいかもしれませんね」(同)
2年ぶりの放送になるだけに、固定ファンの期待が高い一方で、不安な点もある『キントリ』。ゲストでもいいので、若手キャストの積極的な起用も一考すべきかもしれない。
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