文明を知らずに育った野生児たちの衝撃映像!“犯罪多発国”が生み出した都市伝説『野良人間』
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森で育った少年と元修道士との異常な関係
火事で亡くなった男性の身元を調べていくと、元修道士の中年男性フアンだと判明。生前の彼と交流のあった人たちを追っていくと、さらに意外な真相が浮かび上がる。火事は単純な事故ではなかったらしい。
亡くなったフアンは、厳格な母親に育てられた熱心なキリスト教徒だった。実家を離れて修道士となったフアンだったが、教会内で起きたトラブルに巻き込まれる。「無神論者の精神分析を受けることで、信仰は清められ、さらに強いものになる」という考えが改革派に広まり、これに反対する保守派と激しい論争となり、フアンは教会から追放されていた。以来、彼は人里離れた一軒家で、こっそりと隠れるように暮らしていたという。
孤独な生活を送っていたフアンは、やがて情熱のすべてを注ぐべき対象と出逢う。森の中で裸で暮らしていた男の子を見つけたのだ。男の子は泥まみれで、爪は伸び、捕まえようとすると噛み付いてきた。苦労して男の子を捕獲したフアンは、水と食べ物で手なずけようとする。四つ足で庭を駆け回る男の子に二足歩行を覚えさせ、言葉や文字を繰り返し教えるフアンの姿がビデオに映し出される。
衝撃映像はさらに続く。しばらくするとフアンは山岳の洞窟から、別の男の子と女の子を見つけて連れ帰ってきた。この2人の子どもは洞窟の中に長い間幽閉されており、おとなしい性格で暗い場所を好んだ。どうやら、この子たちは誘拐犯に連れ去られ、何らかの事情で置き去りにされていたと思われる。この子たちも言葉を話すことができなかった。
フアンは3人の子どもたちを「神の子ども」と呼び、独自の洗礼としつけで育て上げようとする。フアンの家に通う先住民の家政婦には口止めし、子どもたちの存在は街には知らされなかった。ここから次第に、フアンの異常な性格が露呈していくことになる。一方、街でもフアンと子どもたちとの関係性が問題視され始める。
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