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日刊サイゾー トップ  > やさしいズ「牛丼最強理論」は論破不可能!?

やさしいズ「牛丼最強理論」は論破不可能!?「いや、まだ“牛丼の人”って言われるようになってないので」【インタビュー】

牛丼を食べながらガチトーク!

――なるほど。ではここで、お2人に牛丼を召し上がっていたただきながら、「牛丼最強理論」のネタについて伺って行こうと思うのですが……。

タイ「ありがとうございます!」

佐伯「しかもアタマ大盛りじゃないですか! いただきます!」

――「牛丼最強理論」のネタ動画も再生回数が伸びていますが、この反響をどう受け止めていますか?

タイ「いやいや、まだ“牛丼の人”って言われるようになってないので」

佐伯「ミルクボーイさんの“コーンフレーク”みたいなね」

タイ「あそこまでいけて、牛丼屋さんの広告にタイアップで出してもらえるのが目標です」

――これだけ牛丼の魅力にフィーチャーしたネタをやっているんだから、どこかからオファーがあってもおかしくないように思うんですけど。

やさしいズ「牛丼最強理論」は論破不可能!?「いや、まだ牛丼の人って言われるようになってないので」【インタビュー】の画像4
食らう!

タイ「僕らはお金のない若手時代を過ごしてきたわけなので、安くて腹の膨れる牛丼にはとにかくお世話になりまくってきたんです。だからいろんな牛丼屋があるけど、それぞれの良いところ全部いえますもんね。自分の中の鉄板は吉野家なんですが、すき家は牛鍋風が美味しいし、松屋の旨辛ネギたま牛めしは卵もネギものってる一番の栄養食じゃないですか。なか卯も、うどん付きセットが信じられないくらい安くて満足度が高いです」

佐伯「すき家は牛丼のバリエーションが豊富なところも良かったりするよね。松屋の持ち帰り用セパレート容器はもはや大発明。でもさ、タイアップ目指すなら、やっぱりどこか一つの企業に絞るくらい腹括らないといけないんじゃないの?」

タイ「いや思うんだけど、企業側もライバル同士なんだろうけどさ、牛丼界全体を盛り上げるために皆で協力していくべきなんじゃないかって」

佐伯「なるほど。それぞれの良いところを持ち寄ってね」

タイ「そうだよ。中井貴一さんや鈴木京香さんが出てた『共演NG』(テレビ東京系)っていう、テレビ業界内のタブーに切り込んでいくドラマがあったんだけど、その内容に沿うように、同じビール会社で競合のキリンとサントリーが同時に番組スポンサーについてたりしてさ。そういうのが牛丼業界にもあれば盛り上がると思うなぁ……」

佐伯「ああ、企業の公式アカウント同士がTwitter上でリプライしあったりするのもよく見るもんね」

タイ「各企業が手を取り合ってね。あらゆることに言えるけど、今はもう“点”で勝負する時代じゃなくて、“面”で勝負していく時代だと思うんですよ」

――名言ですね。

佐伯「“面”最強理論じゃん」

――(笑)。しかしこういった、業界全体に目を向けているあたりもそうですし、また「牛丼最強理論」ネタ中に「企業努力がすげーんだよ」という発言が出てくるところからも、やさしいズさんの飲食店に対する熱い想いが感じられました。

タイ「なんでですかね。でも、自分は芸人でネタ作りをしている立場から、一つのネタをライブで発表するに至るまでの“仕込み時間”を意識することもありますし、芸人同士でもそういう話をする機会は多いんですよ。その影響からか、飲食店に行っても『この一食ができるまでにどれだけの労力とか時間がかかってるんだろう』みたいな思考になります。なので、従業員の方の心遣いひとつとっても本当に有難いよなって感じますね。自分がアルバイトだったら、絶対サボってますもん」

やさしいズ「牛丼最強理論」は論破不可能!?「いや、まだ牛丼の人って言われるようになってないので」【インタビュー】の画像5
食らう!!

佐伯「僕はもともと一人で外食するのが好きなので、芸人とも一緒にどこか食べに行くっていうことがあんまりないんです。それはなぜかというと、美味しいものを食べたとき、心の中で感動を噛みしめることに幸せを感じるタイプだから。一人だと余計に、美味しさに対して集中して向き合えるので、人目を気にせずじっくりと幸せに浸れるんですよね。美味しいって、イコールうれしい、楽しいだなあって。なので、いつもそういう至福の時間をくれるお店に感謝の気持ちはすごくあります」

――確かに、飲食店で味わう幸せって、お店やそこにいる従業員の方々がいて初めて成り立つものですよね。

佐伯「はい。でも最近はコロナ禍で飲食店の経営も厳しくなっていると思うので、少しでも応援できればと出来るだけ足を運んだり、テイクアウトを頼んだりするようにしています。あと、芸人仲間に『ここ美味しいよ』っておすすめの店を紹介したり。やっぱり好きな店がなくなって、そこのご飯が二度と食えなくなったら本当につらいですから。自分の大切な店を応援することは、自分のためになると思ってますね」

やさしいズ「牛丼最強理論」は論破不可能!?「いや、まだ牛丼の人って言われるようになってないので」【インタビュー】の画像6
ごちそうさまでした!

編集者、ライター。1990年生まれ。webメディア等で執筆。映画、ポップカルチャーを文化人類学的観点から考察する。

すがわらしき

最終更新:2023/02/28 10:51
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