『フリースタイルティーチャー』前回覇者・水野勝の不振は崇勲ティーチャーに責任あり?
#フリースタイルティーチャー #横山統威 #水野勝 #岡野海斗
5月2日に放送された『フリースタイルティーチャー』(テレビ朝日系)は「男性アイドルラッパー育成SP」2ndバトル総当たり戦の3週目。今回はなんと、前回覇者・水野勝(BOYS AND MEN)の2連戦だ。
前回覇者・水野勝の新スタイルは悪手だったか?
第1試合は、水野勝 & 崇勲 VS 岡野海斗(Boom Trigger) & SAMのバトル。やはり、水野のバイブスと岡野のフロウのぶつかり合いになる気がするが……。
というわけで、始まったRound1。ビートは、5月2日開催「KING OF KINGS vs 真ADRENALINE」でFORKに敗れ、惜しくも準優勝に輝いたCHICO CARLITOの「Ground Zero」である。なのに、水野からはアドレナリンが出ていない。本人曰く、2ndバトルは“変化球”で行くらしい。
崇勲ティーチャーの「落ち着いて」というアドバイスで、バイブス満タンの戦法を封印した水野。結果、今の彼は明らかに不振だ。正直、この方向性は悪手だったかもしれない。“オラオラ”は水野の唯一の武器だった。次のステップへ進み、新境地を開くためギャップを出させる狙いはわかるが、言ってもこの総当たり戦は番組が企画した短期決戦である。ハードパンチャーがアウトボクシングを身につけるには時間が足りなすぎる。しかも、水野の即興性が高くないことは1stバトルの時点でわかっていた。長所を封じ、能力を伸ばし切れないのだから、勝ち星が伸びないのは必然である。
あと、水野が語尾を「ぜ」で終わらせがちなのが気になる。スギちゃんみたいなのだ。そこを岡野は突いた。
岡野 「アンタさっきから『ぜ』とか『ey yo』とか
そのビートの間の尺を埋めてるだけ」
このディス、核心を突き過ぎていると思うのだ。“変化球”を放りたいのに、スキルでまだ対応し切れていない水野の歯がゆさを痛烈にディスっている。また、以下のやり取りも見てほしい。
水野 「俺なりの進化理論 お前にぶつけていきたいと思ってるぜ
でも 正直お前ハイテクな韻ばっか言ってて 全然出来てないぜ
俺はちゃんとアンサーを吐いていくぜ」
岡野 「アンサーを吐いていく事も大事だけど
フロウに乗る事も忘れてないの
そういうのも大事
ただの会話だったら裏の楽屋で俺たちはしてるぜ」
水野 「フロウ関係ねぇよ 俺は芸能で苦労してきたんだからさ」
水野も「フロウ」と「苦労」の押韻で対抗した。しかし、決して器用ではない水野にフロウ巧者の岡野がズバッと言い返した構図が見事。あと、「俺たちはしてるぜ」と「ぜ」で締めているところなど、エスプリの効いた皮肉だ。
というわけで、このバトルは岡野の勝利! 1stバトルでは性格が良過ぎる点が短所と思われた岡野だが、見事にそこは払拭された模様。今回の彼はバチバチで行く。
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