横浜流星は“マウント男”? TBS火曜ドラマで「説教くさい」「上から目線」と嫌われるワケ
#川口春奈 #横浜流星 #着飾る恋には理由があって
5月4日、川口春奈主演の火曜ドラマ『着飾る恋には理由があって』(TBS系)の第3話が放送された。世帯平均視聴率は6.8%(関東地区、ビデオリサーチ社調べ)。ゴールデンウィーク中は巣ごもり需要でドラマの視聴率は上がるかと思われたが、多くのドラマで視聴率は下がり『着飾る恋』も同様にガクッと数字を落とす結果となった。
しかし、視聴率下落の原因はそれだけではないかもしれないと思わせる評判も目にした。主演を務める川口春奈のお相手役である横浜流星が「主人公の真柴に対してちょっと説教くさいのでは?」と一部の視聴者に嫌われているのだ。
正論だけど理想論…本当に周りを気にせず生きることなんてできるの?
横浜が演じているのは、キッチンカー「Fuji Bal」の店主でミニマリストの藤野駿。20代で本場スペインで料理人として修行したあと鳴り物入りで店を開いたが失敗し、現在はスマホも持ち歩かずマイペースに暮らしている。たしかに駿は、過去に苦労した経験からか、どこか悟ったような言動が多い。第3話でも、芸術家の登竜門と言われる賞に落選した羽瀬(中村アン)の姿を見て<人の評価なんて関係ない。自分で自分に胸を張る。それでいいと思うけどね>とつぶやいていた。また、なかば強制的に真柴のスマホの電源を切って“デジタルデトックス”を促すシーンも。
駿の意見は理解できるものだし、ごもっともではあるのだが、やや上から目線とも取れる物言いが気に触るというのも分かる。本当に周囲を気にせず生きることは難しく、駿が突きつけるのは凡人にとって理想論なのかもしれない。特に真柴に対して強引なところのある駿に、SNS上では「同年代相手だからか」「真柴が女だからか」と勘ぐってしまう視聴者もいた。
否定のセリフが強すぎる?“価値観の押し付け”と捉える人も
さらに視聴者からは「SNSに依存しない人生も、SNSを自己表現の場とする人生もどっちも素敵。そういうメッセージを感じなくもないんだけど否定のセリフが強すぎるのかも」という意見が。SNSやスマホに縛られないという、現代では相当強い意志がないとできない生活をしている駿は、陽気だがかなり個性的だ。その存在感や主張が強すぎるあまり、価値観の押し付けのように感じて、視聴者は疲れてしまうのかもしれない。
第3話のラスト、駿は写真を撮ろうとした真柴の手からスマホを奪い、そのまま手をつないだ。そして二人は言葉遊びのようにお互いの“好き”を確認して笑い合う。そんな胸キュンシーンも、駿に入れ込めない人にはイタいだけだ。「適度にウザいけどいい奴」という駿のキャラクターを通り越して押されてしまった“マウント男”の烙印は、TBSにとって予想外だったかもしれない。
■番組情報
火曜ドラマ『着飾る恋には理由があって』
TBS系 毎週火曜日22時~
出演:川口春奈、横浜流星、丸山隆平(関ジャニ∞)、中村アン、山下美月(乃木坂46)、高橋文哉、向井理、夏川結衣、飯尾和樹(ずん)、赤ペン瀧川、木本夕貴ほか
脚本:金子ありさ
演出:塚原あゆ子、棚澤孝義、府川亮介
プロデューサー:新井順子
音楽:神山羊、兼松衆、田渕夏海
製作:TBSスパークル、TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/kikazarukoi_tbs/
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