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関ジャニ丸山隆平“脱○○宣言”で炎上回避? 『着飾る恋』制作陣からジャニオタへの配慮か

『着飾る恋には理由があって』
『着飾る恋には理由があって』公式サイトより

 現在37歳とそれなりに年齢を重ねてきた関ジャニ∞の丸山隆平。しかしジャニーズアイドルである限り、恋愛ドラマにおける扱いはやはり難しいのかもしれない。

 川口春奈が主演を務め、シェアハウスに同居する男女4人の恋愛模様を描く火曜ドラマ『着飾る恋には理由があって』(TBS系)が放送中だ。丸山が演じるのは、主人公の真柴が住むシェアハウスの同居人でオンラインカウンセラーの寺井陽人(丸山隆平)。真柴と関係を深めていく駿(横浜流星)を差し置き、脇役ながらその穏やかな人格で視聴者から支持を集めている。カウンセラーという職業柄か人の気持ちに踏み込むのがうまく、第2話では作品づくりに行き詰まっていた芸術家の卵・羽瀬彩夏(中村アン)の背を優しく叩きながら<上手くいかへんときは血が巡ってへんねん。深呼吸したら酸素が2倍になるから>と優しくフォロー。SNS上の視聴者は悶絶していた。

 しかし会って間もない真柴に早々に好意を寄せる軽い一面もあるなど、当初は“当て馬”要員として有力だった陽人。それが第3話で一転、真柴が“相談者”としてカウンセリングを依頼してくると<俺、相談者さんには手は出さん。だから恋愛対象から即外す。そういう自分ルールがあんねん。だから泣く泣くさよならや>と脱・当て馬宣言をしてあっさり撤退したのだ。さらに駿に対して<恋愛対象にはならんの?>と発破をかけ、ドラマ中でナイスアシストを見せていた。

 陽人がはっきり真柴を「恋愛対象にしない」と言い切ったことで、ほっとした視聴者は多かった。SNSでは「はるちゃん(陽人)が当て馬キャラから外されてよかった」と、イイ奴なだけに当て馬として消費されずに済んだことに安堵する視聴者がいる一方で、丸山が川口演じる真柴とくっつかないことに喜ぶ“ガチファン”もいた。ただの共演でも、親密度がすぎるとバッシングにも発展してしまうのがジャニーズタレントの怖いところ。最近だと、映画『ライアー×ライアー』でSixTONESの松村北斗と共演した森七菜がその対象になっていた。

 第3話で丸山が車を運転するシーンでは「寺井陽人が運転してるわけで、マルちゃん(丸山)じゃないのはわかってるけどドキドキしちゃう」という声もあり、役柄とはいえどうしても丸山本人として見てしまうのはファンの性だ。嫉妬やバッシングの対象となってしまうのは共演女優にとってもある意味人気のあらわれだが、それより主演にケチをつけられたくないというのがTBSの本音なのかもしれない。

 駿と陽人、真柴の安易な三角関係にはならなかった『着飾る恋』第3話。次回予告では、真柴が思いを寄せながら突然姿を消してしまった葉山(向井理)が雨の中を走るようすが映された。陽人による真柴への“匂わせ”は、当て馬本命である向井理が戻るまでのつなぎに過ぎず、丸山は無事に役割を果たしきったと言えそうだ。

■番組情報
火曜ドラマ『着飾る恋には理由があって』
TBS系 毎週火曜日22時~
出演:川口春奈、横浜流星、丸山隆平(関ジャニ∞)、中村アン、山下美月(乃木坂46)、高橋文哉、向井理、夏川結衣、飯尾和樹(ずん)、赤ペン瀧川、木本夕貴ほか
脚本:金子ありさ
演出:塚原あゆ子、棚澤孝義、府川亮介
プロデューサー:新井順子
音楽:神山羊、兼松衆、田渕夏海
製作:TBSスパークル、TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/kikazarukoi_tbs/

東海林かな(ドラマライター)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

しょうじかな

最終更新:2021/05/11 19:00
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