トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ  > カズレーザー「大食い企画は虐待」批判の真意

カズレーザーの「大食い企画は虐待」批判でフードファイター需要は逆に高まる?

カズレーザーの「大食い企画は虐待」批判でフードファイター需要は逆に高まる?の画像1
いつも的確

 お笑いコンビ・ぺこぱの松陰寺太勇とカズレーザーが4月27日、ラジオ番組『TOKYO SPEAKEASY』に出演し、テレビ番組での苦手な企画について言及。

「大食い企画はフードハラスメント」(松陰寺)
「あんな虐待ないですよね」(カズレーザー)
などと、発言したことがいまだにネット上で物議を醸している。

 この発言を受けてネット上では、「無理して苦しみながら食べるのは、汚いし食料の無駄だと思う」「よくぞ言ってくれました。フードロスでもったいない!」と、彼らに賛同するコメントが多数書き込まれた。

 バラエティー番組に詳しい放送作家はこう話す。

「最近はテレビだけではなく、YouTubeでも大食い企画が数字の取れる人気コンテンツとなっています。しかし、彼らの勇気ある発言により、視聴者からも厳しいコメントが出ている。業界では、改めて企画を見直す必要があるのではないでしょうか」

 しかしそうなると、もえのあずきやギャル曽根ら、大食いタレントたちも仕事を失ってしまうことになるが……。

「いえ、カズレーザーらがいっているのは、あくまでも普通の胃袋の持ち主に対し、大食を強制する企画のことです。この発言により、無理に食べることを強制されていたお笑い芸人たちが大食い企画を断るようになることが予想されますから、さらに大食いタレントたちの需要は高まっていくのではないでしょうか」(テレビ関係者)

 実際、大食いYouTuber・木下ゆうかは4月28日、公式YouTubeチャンネルの中で、自身の大食いの特技を生かし、ドラマにも初挑戦。

「同ドラマは、警官に扮する木下が、被害者と同じ食事を平らげることで、『フードシンクロニシティー』という、被害者がどのような状況にいたかを透視するミステリータッチな内容となっており、ドラマの見どころである大食いシーンでは、実際に全て完食しているようですから、この役は木下にピッタリでしょう」

 やはり大食い企画は、プロのフードファイターたちに任せるべきだろう。

黒崎さとし(編集者・ライター)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

Twitter:@kurosakisatoshi

くろさきさとし

最終更新:2021/05/09 07:00
ページ上部へ戻る

配給映画