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千鳥・大悟が考える“テレビ”と“引退” 「ワシちゃんとした人間じゃないから、しんどいのよ」

千鳥・大悟が考えるテレビと引退 「ワシちゃんとした人間じゃないから、しんどいのよ」の画像1
NEWSの全力!!メイキング|民放公式テレビポータル「TVer」より

 今もっともテレビ界に愛されている芸人・千鳥の大悟。絶好調に見える彼でも、悩みはあるようで……。

 7日深夜に放送された『NEWSの全力!!メイキング』(TBS)で、NEWSの加藤シゲアキと小山慶一郎と共にDIYでイス作りに挑んだ大悟は、お笑い番組ではなかなか話さない本音を覗かせた。

 イス制作の途中に「引退するならいつ?」というトークテーマを受けた3人だが、小山が「(引退なんて)考えてる?」と言うと、大悟はすかさず「考えるやろ。あれだけみんな引退してたら」とツッコミ。

 するとNEWSの2人は「メンバー減り切ったんで」「(残ったのが)3分の1なんで」と自虐モードに突入。小山に「NEWSって何人いたか(知ってますか?)」と聞かれた大悟は「4人じゃないの?」と答えるが、「デビューのとき9(人)ですよ」と返されると、「え、みんな辞めたの?」と目を丸くする一幕も。

 さらに大悟は2人に「(メンバーが抜けるときは)話し合いするの?」と聞くと、加藤は「気づいたらいない場合もある」と衝撃の一言を放った。大吾は「ようそんな話、今日初めて会ったワシにしてくれたな」と関心している様子だった。

 そして今度は大悟が自身の引退について持論を展開。

「正直言うと、引退まではないけど、あんまりワシらが子どもの頃見てたテレビに出てる人の……なんか、ないやん。しんどいことのほうが多い。なんもできんとか。ワシそんなにちゃんとした人間じゃないから、しんどいのよ。それがあまりにもキツくなったら、タバコ屋でもやろうかなと思ってる」と語った。

 10本以上のレギュラー番組を持つ売れっ子コンビに成長した千鳥。特に大悟は“昭和の芸人”の匂いを感じさせるキャラクターで一世を風靡しているわけだが、古き良き芸人像と「今のテレビ業界」の間にはギャップがあるようだ。

「大悟さんはタバコと酒が好きで、酒の匂いをさせて番組の収録現場に現れる。趣味はギャンブルで、過去には不倫スキャンダルも取り沙汰された。それなのに人気が落ちるどころか、どんどん支持率が上がっている。本当に稀有な芸人さんだと思いますよ。ただ、今はテレビ業界もコンプライアンスに引っかからないことが何より重要視される。昔気質な芸人を貫く大悟さんにとっては、息苦しいと感じる場面も多いでしょうね。それこそ、大悟さんが慕っていた志村けんさんも、昔のように自由にコントを作れなくなっていましたしね。10年前の『バカ殿』なんて、今のテレビじゃ絶対流せませんよ(笑)。でも、千鳥は、“昔っぽさ”を感じさせながらも、コンプライアンスに引っかからないスレスレの笑いをやるのが本当に上手いから、テレビ関係者からのラブコールが絶えないわけです」(テレビ局関係者)

 大悟には今のテレビの水は綺麗すぎるのか? それでもテレビに愛され続ける千鳥のことだ、引退なんてまだまだ先の話だろう。

山本ロドリゲス久美子(芸能ライター)

ジャニーズ系ライター。LDHやK-POP、2.5次元舞台などの現場取材も多数経験。

やまもとろどりげすくみこ

最終更新:2021/05/08 14:30
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