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『華大さんと千鳥くん』プライムタイムらしからぬ“ストロングスタイル”で注目度急上昇

『華大さんと千鳥くん』プライムタイムらしからぬストロングスタイルで注目度急上昇の画像1
『火曜は全力!華大さんと千鳥くん』

 春の改編でひっそりとスタートした、カンテレ・フジテレビ系の新番組『火曜は全力!華大さんと千鳥くん』(火曜22時)。決して大きな話題になっているわけではないが、業界内では注目度が高まっているという。

 同番組は、2019年10月から2021年3月まで同枠で放送されていた博多華丸・大吉と千鳥の冠番組『華丸大吉&千鳥のテッパンいただきます!』の後を受けてスタートした。

「『華丸大吉&千鳥のテッパンいただきます!』は、トークバラエティという形を取りつつ、試行錯誤していましたが、まったくハネなかった。そのリニューアル版となる『華大さんと千鳥くん』は、旬の芸人を呼んでさまざまな企画に挑戦するという内容です」(テレビ局関係者)

 初回から第5回までのゲスト芸人は、チョコレートプラネット、かまいたち、ゆりやんレトリィバァ、マヂカルラブリー、見取り図などといったメンバー。まさに、いま売れっ子の芸人ばかりだ。

「旬の芸人たちが、アミューズメント施設でゲーム対決をしたり、大喜利をしたり、料理対決をしたりと、とにかく自由な番組内容。企画内容もかなり緩めで、芸人の“平場”での面白さが存分に発揮される番組です。いわゆる“ネタ”に頼ることなく、芸人の素の力に頼るタイプの番組はプライムタイムではかなり珍しい。こんなにストロングスタイルなお笑い番組を成立させるのはすごいと、テレビ制作の関係者たちも驚いていますよ」(同)

 さらに、売れっ子芸人だけでなく、キャスティングも攻めている。

「5月4日放送回では、最近深夜帯で露出が増えているお笑いコンビ・5GAPが料理企画で登場しました。華大と千鳥の両方との関係性も強い芸人だということもありますが、他の番組では5GAPをここまでいい扱いで使うことはない。そういった実験的な部分があるのも見逃せないポイントですね」(同)

 一方でこの番組は半年程度で終わるのではないかとも囁かれている。

「前番組の評判がイマイチだったということで、リニューアルして始まった番組ですからね。もはや“これでダメならもう終了”という瀬戸際の状況なのだと思います。そういった中なので、スタッフも華大も千鳥も“やりたいことを自由にやる”という空気になってきているのでしょう。だからこそ、攻めたことができるというわけです。そんなに視聴率が見込める番組ではないでしょうが、今後伝説となるような企画が生まれるかもしれません」(同)

 ほぼほぼノーマークで始まった『華大さんと千鳥くん』だが、しっかりチェックをしておいて損はなさそうだ。

浜松貴憲(ライター)

1980年生まれ、東京都出身。大学卒業後、出版社に入社。その後、いくつかの出版社を渡り歩いた末に、現在はフリーライターとして、テレビ番組、お笑い、YouTubeなど、エンターテインメント全般について執筆している。

はままつたかのり

最終更新:2021/05/09 13:00
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