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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 『リコカツ』登場人物に嫌悪感抱く人続出!?

非常識な登場人物ばかりの『リコカツ』に嫌悪感を抱く人続出!? 視聴率大幅ダウンにも影響か

『リコカツ』公式ページより

 北川景子が主演、相手役を永山瑛太が務めるドラマ『リコカツ』(TBS系)の登場人物に嫌悪感を抱く視聴者が続出している。

 『リコカツ』は、運命的な出会いからスピード結婚した咲(北川)と紘一(永山)が、すぐに大喧嘩をし離婚に向けた活動“リコカツ”をするうちに、互いの良さを知り夫婦の絆を深めていく離婚から始まるラブストーリーだ。世帯平均視聴率は初回が9.7%(関東地区、ビデオリサーチ社調べ/以下同)でスタートしたが、第3話は7.6%と大きくダウンしてしまった。その原因のひとつに登場人物への嫌悪感があるのかもしれない。

 自衛官の紘一は「男は女を守るもの」という昭和的考えを持つ不器用だが誠実な男性。強烈に個性的なキャラクターではあるが、咲と結婚をした理由が明かされた第3話を見た視聴者からも「紘一さんめっちゃ良き旦那さんやん!クセ強いけど!」「真っ直ぐな紘一さんステキ」などと好評のようす。対する咲も雑誌編集の仕事に誰よりも真面目に取り組み努力する姿勢や、第3話で親の離婚問題に直面する紘一を優しく励ます姿が共感を集めている。毎回揉めながらもラストは距離を縮めていく2人は、リコカツ中とはいえどこか安心して見ることができる。

主人公以外がくせ者すぎる!? 「非常識すぎてドラマに入り込めない」との声も

 問題は、2人を取り巻く人たちだ。第1話では咲の職場の後輩女性(武田玲奈)が咲のパワハラを偽装、たしなめた咲に対しても心無い言葉を投げかけた。続く第2話では紘一の後輩の女性自衛官・一ノ瀬純(田辺桃子)が、嫉妬から咲を森に置き去りにし遭難させ、視聴者からは怒りの声が大噴出。

 さらに第3話では咲の母親・水口美土里(三石琴乃)がアポなしで新婚家庭に押しかけしばらく泊まると言い出し、ノックもせずに娘夫婦の寝室に入るなど、数々の非常識すぎる行動をとった上、咲の姉も子連れで勝手に上がり込みしばらくお世話になる、などと言い出す始末。この展開に「リコカツの登場人物非常識な人ばっかやな……」「非常識すぎてイラッとする。そして他の周りの人たちもまあまあひどい」とイラつく視聴者が続出、なかには「咲の家族があまりに非常識でドラマに入り込めない」などといった声も。

視聴者が本気で嫌悪感を抱くのは、リアルで共感度が高い証拠?

 主役2人の絆を深めるための展開に必要だとしても、あまりに嫌な人、非常識な人だらけで、脚本もやや強引な部分があり、楽しめなくなってしまう人もいるようだ。ただ伴侶の家族関係について、少なからず身に覚えがある人も多いようで、共感する人も多くリアルだからこその嫌悪感、反響の大きさだとも言えるだろう。

 第4話ではそんな非常識な母・美土里が自身の誕生日パーティーを咲たちの自宅で開催。そこへ咲の元カレや、咲を遭難させた一ノ瀬までも招待されてしまう、というさらなる恐ろしい展開が待っている。非常識過ぎる周囲に振り回されながらも、咲と紘一2人の関係が深まり好転していくよう願いたい。

■番組情報
金曜ドラマ『リコカツ』
TBS系・毎週金曜午後10時~
出演:北川景子、永山瑛太、高橋光臣、白洲 迅、宮崎美子、酒向 芳、三石琴乃、佐野史郎 ほか
脚本:泉澤陽子
演出:坪井敏雄、鈴木早苗、韓 哲、小牧 桜
プロデューサー:植田博樹、吉藤芽衣
音楽:米津玄師
製作:TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/rikokatsu_tbs/

南沢けい子(ライター)

愛知県名古屋市生まれの食いしん坊ライター。休日はNetflixやAmazonプライムを駆使して邦画や洋画、海外ドラマを観まくるインドア派だが、Netflixオリジナルドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』に影響されて20インチのミニベロを購入。主人公の男の子たちになった気分でサイクリングロードを走るのが最近の楽しみ。

みなみさわけいこ

最終更新:2021/05/07 19:30
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