俳優として圧倒的な信頼を得ている菜々緒 グラビアアイドル時代に受けた理不尽な屈辱
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レースクイーン、グラビアアイドル、モデルなどを経て、現在は俳優として大活躍している菜々緒。5月21日公開の映画『地獄の花園』では、長い髪をコーンロウにして、喧嘩上等の“ヤンキーOL”を演じている。
「とにかく強気な役、怖い役、冷酷な役でのキャスト候補として真っ先に名前が挙がるのが菜々緒さんです。演技にも安定感があるし、制作サイドの意図を汲み取るのも上手い。ここまで、安心して起用できる俳優はいませんね」(ドラマ制作関係者)
キャラクターも演技力も絶賛される菜々緒だが、俳優としてブレイクする前には、理不尽な屈辱を味わったこともあると証言するのは出版関係者だ。
「菜々緒さんが男性誌のグラビアを主にやっていた頃なんですが、写真週刊誌『FLASH』(光文社)が主催するコンテスト“ミスFLASH”のグランプリをギリギリのところで逃したことがあるんですよ」
菜々緒が、ミスFLASHのファイナリストになったのは、2009年のこと。この年は、柳本絵美がグランプリを獲得している。
「編集部の中では、菜々緒のグランプリでほぼ決まっていたといいます。でも、菜々緒には関係ない事情で、グランプリ受賞が見送りになったというんです」(同)
いったい何があったのか。
「前年の2008年度のグランプリ受賞者が、受賞からほどなくしてできちゃった結婚をするということがあったんです。編集部にしてみれば、グランプリ受賞者は翌年に誌面のグラビアで大活躍してもらうのが基本ですが、それができなくなってしまった。そして、その結婚したグランプリ受賞者というのが、菜々緒と同じプラチナムプロダクションの所属だったんです。それで、編集部としては“プラチナムさんからグランプリを出すのはどうなのか”ということになり、菜々緒のグランプリが流れたんですよ」(前出・出版関係者)
菜々緒の手からするりと抜けていった「ミスFLASHグランプリ」の称号だが、結果的にそれで良かったのではないかという声も多い。
「ミスFLASHグランプリになれば、グラビアの仕事が増えるのは間違いない。でも、それがタレントや俳優としてのブレイクに繋がるかと言われれば、必ずしもそうではない。実際に、ミスFLASHグランプリ受賞者のなかで、大ブレイクした人はいませんしね。グランプリを獲得して、下手にグラビアのイメージが付きすぎていたら、俳優に転身するタイミングを失っていた可能性もあるでしょう。菜々緒さんは、グラビアに引っ張られなかったことが良かったんだと思います」(芸能事務所関係者)
菜々緒としては、グランプリを見送ってくれた「FLASH」に感謝といったところだろうか。
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