日本ハム“コロナクラスター”で問題視されそうな「会食ルール」の変更
#プロ野球 #日本ハムファイターズ #新型コロナ
選手やチームスタッフら10人が新型コロナウイルス感染したプロ野球の北海道日本ハムファイターズ。影響は広がり5月3日から5日にZOZOマリンスタジアムで行われる予定だった千葉ロッテマリーンズ戦が延期となった。
2日に札幌ドームで開催予定だった埼玉西武ライオンズ戦も含めて4試合が延期となったことについて、日本ハムの河村球団社長は2日に「感染防止対策が十分ではなかった。反省しています」と謝罪。管轄の保健所からは感染防止のため選手の活動を止めることを求められ従ったとも明かした。今後は7日に札幌で予定されている東北楽天ゴールデンイーグルス戦から再開させたい思いだが、直前の5日PCR検査を実施した上で全員が陰性であることを確認してからでないと動けない。それでも「どんどん日程を含めて延期していくわけにもいかない」と苦しい状況を語った。
だが、どうしても疑問が残るのは、なぜ10人も陽性者が出たかということだろう。聞き取り調査はしているが、プロ野球関係者は「球団側は会食の事実などについて明確な回答を避けている風にかなり感じている。まさか事実を隠ぺいしようとしてないとは思いますが」と苦笑いする。
「今回、日本ハムサイドが最も突かれそうなのはチーム内での会食ルールを都度ごと変更していたこと。例えば、休みの日は4人以内で3時間までなどのルールが頻繁に変わっていた可能性があります。そのため、いつどこで誰が感染してしまったのかなかなか追えない事情が出てくる」(同)
会食のルールんどは球団ごとで異なっているが日本ハムは「厳格に運用していない部類だった」との噂も多い。プロ野球界では昨年、阪神タイガースと千葉ロッテマリーンズがシーズン中に大勢での会食をきっかけに感染者が続出、選手の緊急入れ替えを余儀なくされ戦力ダウンになりシーズン成績にも大きく影響が出たことは記憶に新しいだろう。
「ロッテは当時、福岡ソフトバンクホークスと首位争いをしている大事な時期だったが、複数の選手がコロナで戦線離脱してしまったためにその後、順位に響いてしまった」(同)
日本野球機構は6日に再び12球団が集う実行委員会を開いて対応協議するが新型コロナウイルスは感染力の強い変異種が増えてきていると政府も警戒を強めており、先行きは読めない。一刻も早い全容解明と対策が求められる。
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