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ロッテ清田、コロナ不倫からひっそり復帰も「大甘処分」に大ブーイング

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千葉ロッテマリーンズウェブサイトより

 プロ野球・千葉ロッテマリーンズの清田育宏選手が5月1日より無期限謹慎処分が解除され活動を再開させた。

 清田は昨年の公式戦期間中の札幌遠征で、球団が定めた内規を破り不倫関係にあった女性を宿舎に呼んで密会、食事をしていた。その後、新型コロナウイルスの感染が判明したが、球団に行動履歴について虚偽申告していたことが後に週刊誌報道で発覚、今年1月15日より無期限で謹慎処分を受けており2月のキャンプも参加していなかった。

 清田はファンや球団に対して「多大なるご迷惑をおかけしたことを改めてお詫びします」と謝罪。今後「チームの勝利に貢献したい」とコメントを発表した。球団は謹慎中に清田が長期化するコロナ禍で負担が増えた方への基金に寄付したことなど態度を考慮、解除したというがプロ野球OBは「たった3カ月で解除とは、またプロ野球界の甘さがにじみ出た裁定ですね」と話す。

「確かに不倫したことや、女性と密会したことは彼に否がある。ただ、それよりも問題だったのは球団に対して虚偽申告を行った点です。球団は当初、契約解除も視野に検討していたが結局、謹慎というユルい処分のみ。これではファンはもちろん、周りも『甘いよね』となってしまう。今後の信用、信頼もあったもんじゃないですよ。他球団で今後、同様の事例が出た時も大甘裁定をせざるを得ないかもしれない」(同)

 球団は昨年、札幌遠征中に複数の選手が会食によりコロナに感染したことを当初認めていなかったが、これも後に週刊誌が全容をスクープ報道した事で大騒ぎとなった。

「選手からすれば『いつものことでしょ?』と思っているかもしれませんが、政府から外出自粛が求められている中での失態は別格です。そこを選手や関係者がどこまで理解しているのか。球団も厳しい処分を下さなければけじめをつけさせたとはなりません」(同)

 球界を大揺れさせた清田の一件は、謝罪会見も開かれていないが「会見を開いてしまうとボロが出てしまうと球団側が恐れているのでしょう。コメントの形にして身内をかばうのはいいが、いずれ2軍や1軍でプレーすると大声を出しての応援が禁止されているファンから強烈なヤジを誘発することも考えられる。そうならないような対策を早急に考える必要もあるでしょう」(スポーツ紙記者)。

 清田の解除と入れ替わるように同じパ・リーグの北海道日本ハムファイターズでも複数の選手、関係者のコロナ感染が確認されたが、感染経路はいまだに判明していない。裏側で同じような事態が起こってなければいいのだが……。

黒崎さとし(編集者・ライター)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

Twitter:@kurosakisatoshi

くろさきさとし

最終更新:2021/05/07 18:02
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