加藤浩次にオリラジほか…脱藩芸人が続出中!お笑い芸人と事務所の関係に変化?
2021/05/04 21:00
#お笑い #マセキ芸能社 #よしもと
お笑い事務所が芸人を育てるための投資を考える
ただこれは長い年月事務所に貢献してきた芸人に限る話で、若手で売れ始めた芸人が事務所へ対して反抗するのは話が違う。前述したが、事務所は若手芸人を世に出す為にかなりの投資をしている。芸人が事務所へ貢献するより、事務所が芸人へ与えているものの方が圧倒的に多いのだ。
ライブハウスを借りるのもタダではない。自社の会場を作るには毎年莫大な資金が必要で、もちろん維持費もかかる。テレビへの営業をする為にスタッフは足を運び、マネージャーはスケジュールを管理し、テレビやライブで必要となる衣装は会社が雇ったスタイリストが用意する。芸人が稼いだお金でやっているといえばそうだが、人材を集めているのは事務所だ。人件費はタダではない。タダではないのにいつの間にか当たり前になり、長年受けた恩恵より、短い期間であっても自身が貢献したことの方が大きく思えてくるのだ。そして感謝は不満に変わっていく。
本物の親子だったら、子供が反抗期を迎えても大人になる為の通過点だと理解し、愛を持って叱り道を踏み外さないように見守る。家族だからだ。だがビジネスであれば、切り捨てるという選択肢がある。
悲しい関係になってしまったように見えるが、今後は独立した芸人が事務所を構え、その事務所に若手が所属するというパターンも増えていくだろう。
組織主義から個人主義に変わりつつある世の中だが、いつの時代も第三者の目は新しい発見を生む。自分では見えなかった才能に気づいたり、得意分野を発見したり、アイディアをいただいたり編集長さんがネタを提供くれるように) 。
個人で戦うことを否定しないが、愛ある事務所で一緒に切磋琢磨する素晴らしさを現代の若手にも感じて欲しい。
最終更新:2021/05/04 21:00
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
06:20更新
イチオシ記事
現役ヤクザも視聴する78歳の元山口組顧問弁護士・山之内幸夫が「アウトロー系YouTuber」に大転身した驚愕の理由