『青天を衝け』では後半に描かれるか――渋沢栄一に影響を与えた尾高惇忠の愛娘 富岡製糸場の人身御供になり女工の歴史を変えた?
2021/05/01 17:00
#青天を衝け #渋沢栄一
自らの娘を働かせ、なんとか女工を集める。
惇忠はその後、域内の村々へ工女の募集に行く際は娘の勇を同行させ、「工場長、自らが娘を入場させているのだから富岡製糸工場は安全である」と説き、工女たちを集めていく。
こうして、富岡製糸工場は当初予定の1872年7月から3カ月遅れの10月4日から操業を開始する。最終的には32道府県から工女が集まり、550人以上の工女たちが繰糸器械を操りながら、生糸生産に携わるようになっていく。技術伝習工女とも呼ばれた彼女ら工女は、技術習得後はそれそれの地元に戻り、最新の技術を広げることで日本の生糸産業を支え続けた。
日本の生糸輸出は1909年(明治42年)に世界一となり、世界市場の80%を占めるまでになるが富岡製糸場はその象徴だった。
これもよくよく考えれば、父である惇忠の窮状を見かねた勇のけなげな決断によるところ“大”だが……。ただ、今回の大河ドラマ『青天を衝け』では少女時代の勇を、子役の和田葵が演じているが、いまのところこれといったセリフもない。歴史の陰に隠れがちな存在とはいえ、日本の産業近代化に大きく寄与した勇。明治期を描くドラマ後編では、父の惇忠だけでなく、勇のもう少しの登場を期待したいところだ。
最終更新:2021/05/03 11:41
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