日テレ、大不評“プロ野球中継の演出”に解説者が逃げ出す事態に!?
#日本テレビ #プロ野球
3月26日に開幕したプロ野球。今年も地上波ナイター中継を展開する日本テレビの“ある演出”が球界関係者から大不評だという。
今年は開幕の読売ジャイアンツ対横浜DeNAベイスターズ戦を全国ネットで地上波放送したのをはじめ、1カ月の間に全国ネット5回、関東ローカル5回の合計10回の中継を放送した。
「相変わらず地上波ナイター中継の視聴率は低迷しており、日本テレビサイドからは『頼むから辞めさせてほしい』と巨人サイドに泣きを入れたい状況ですが、グループ企業な上、球団首脳の1人は日本テレビと強力なパイプを持っています。昨年、今年と開幕前に『行列のできる法律相談所』に首脳陣が出演したのはこうした力が働いたからだと言われています」(プロ野球OB)
今やプロ野球中継は全国一律ではなくローカルコンテンツとしての役割を果たしているだけに、時代錯誤も甚だしいのは当然として、他にも困っていることがある。低視聴率が続く地上波中継のテコ入れ策として様々な演出を施すのだが、ことごとく滑っており大不評を買っている。
4月20日の読売ジャイアンツ対阪神タイガース戦の中継は「野球愛 ベタ惚れナイター」と銘打って、日本テレビのスタジオに阪神、巨人ファンのタレントや阪神OBの藤川球児氏がゲスト出演した。
同局関係者は「ガヤがうるさすぎて身内の間でも『あれはないだろう』とひんしゅくを買っていた」と明かすが、さらに不評なのは「野球脳サバイバルナイター」なる企画。特定のイニングの打者の結果を予測する内容で、タレントや芸人から一流の解説者までが10人ほど参加。ポイント制で徐々に脱落者が増えていくという内容だった。
「解説者については例え試合前半で脱落しても、ギャラは全額支給しなければならず、費用対効果があまりに悪過ぎます。何よりクイズ形式という点で『筋書きのない真剣勝負の野球を舐めているのか』と評判が悪く、年配の解説者はまず受け入れられません。さらに早く脱落すると評論家としてのイメージに傷がつくのか、オファーを受けない解説者も増えてきた」(同)
野球中継そのものをじっくり見たい人は「並列放送しているCSチャンネルで最初から観戦していますし、局としては新たな視聴者層を開拓したい思いですがテコ入れは大失敗。それでも巨人案件は一定数、受け入れないといけないのが日テレの辛いところ」(民放関係者)。迷走はまだまだ続きそうだ。
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