伊藤健太郎、賠償金7億9000万円も時期によってはさらに“莫大”な額に
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2020年10月、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕され、今年3月に不起訴処分になった俳優の伊藤健太郎。事件後、初のインタビューが「週刊新潮」(新潮社/5月5・13日ゴールデンウィーク特大号)に掲載された。
伊藤は20年10月28日夜、東京都渋谷区の都道で車を運転中にバイクと衝突。男女2人にけがを負わせ、救護せず立ち去った疑いで29日に警視庁に逮捕され、30日釈放され、任意捜査が続けられたが、被害者と示談が成立したこともあって不起訴に。伊藤は不起訴となった3月25日、自身のインスタグラムを5カ月ぶりに更新し謝罪していた。
インタビューでもあらためて被害者に謝罪し、今後も贖罪することを誓い、事件後の生活や、報じられた事務所移籍の内幕や女性マネジャーとの確執などについて語った。そして、「自分には芝居しかありません。芝居が大好きで、やっぱりこの仕事しか考えられないんです」と、復帰への思いを告白した。
その中で驚くべきが、インタビューに同席していたとされる事務所関係者が明かした損害賠償の金額。ピーク時の請求額がなんと7億9000万円だったとのことだ。しかし、「不起訴になったこともあり、請求額を減らして下さっている関係先もたくさんあります」と説明したのだ。
「以前、それなりに売れていた小出恵介が女性絡みの不祥事を起こし、NHKの主演ドラマがお蔵入りなどした際には、賠償金の額が5億円ということが後に報じられた。伊藤の場合、映画2本は出演シーンをカットせずに公開されたが、出演番組や文芸誌の表紙がお蔵入りになり、すでに撮影済みのドラマやCMの一部はお蔵入りに。さらに、東京公演のみならず地方公演もあった主演舞台『両国花錦闘士』に代役を立てたため、チケットの払い戻しが出てしまったことで、金額がふくらんでしまったようだ」(芸能記者)
とはいえ、不幸中の幸いというべきか、もう少し事故を起こした時期がずれていた場合、賠償金の金額がひとケタ跳ね上がっていた可能性もあったようだ。
「2番手で出演していた、20年7月17日公開の映画『今日から俺は!!劇場版』は、コロナ禍による入場制限であるにもかかわらず、興行収入53.7億円の大ヒット作となった。もし、公開前に伊藤が事故を起こして逮捕された場合、コンプライアンスが厳しい配給元の東宝は最悪、公開を中止していた可能性もある。そうなった場合、興収の逸失利益も上乗せして、30億円以上を請求されていた可能性もあったはず」(映画業界関係者)
そうなっていたら、伊藤も所属事務所も再起不能だったはずだ。
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