トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > 社会  > 豊洲市場の酒類提供はヤケクソではない!

豊洲市場の酒類提供はヤケクソではない! 公設市場だからこそ給付金対象外なわけ

東京都の身内が給付金対象外…

 結局、豊洲市場の飲食店は、営業時間を短縮しても、酒の提供を止めても、東京都から協力金を給付されることはないのだ。となれば、むしろ、多くの飲食店が酒の提供を止めている中で、「酒を飲みながら食事ができる」ことを“売り”にしようと思うのも当然だろう。

 この結果として、”東京都の身内”ともいえる豊洲市場の飲食店が反旗を翻すような行動に出たのだ。

 だからといって、豊洲市場の飲食店を批判することができるだろうか。協力金も出ないのであれば、飲食店としては極めて自然な対応ではないだろうか。むしろ、東京都が飲食店に協力を要請するにあたり、きめ細かい対応が出来ていなかったことのほうが、問題が大きいだろう。

鷲尾香一(経済ジャーナリスト)

経済ジャーナリスト。元ロイター通信の編集委員。外国為替、債券、短期金融、株式の各市場を担当後、財務省、経済産業省、国土交通省、金融庁、検察庁、日本銀行、東京証券取引所などを担当。マクロ経済政策から企業ニュース、政治問題から社会問題まで様々な分野で取材・執筆活動を行っている。「Forsight」「現代ビジネス」「J-CAST」「週刊金曜日」「楽待不動産投資新聞」ほかで執筆中。著書に「企業買収―会社はこうして乗っ取られる 」(新潮OH!文庫)。

記事一覧

Twitter:@tohrusuzuki

鷲尾香一の ”WHAT‘S WHAT”

わしおこういち

最終更新:2021/04/28 19:00
12
ページ上部へ戻る

配給映画