向井理『着飾る恋には理由があって』に出演するもあっさり退場!? 初回で消えたベテランイケメン枠
4月20日、川口春奈主演の『着飾る恋には理由があって』(TBS系)の第1話が放送された。世帯平均視聴率は9.1%(関東地区、ビデオリサーチ社調べ)とゆっくりした滑り出しだ。
主人公の“着飾る女”真柴くるみ(川口春奈)は、インテリア雑貨を扱う企業広報でインフルエンサー。知り合いのフードリスト・早乙女香子(夏川結衣)に誘われ、ルームシェアをすることから物語がはじまる。同居人となったのはキッチンカーの店主でミニマリストの藤野駿(横浜流星)、オンラインカウンセラーで駿のはとこの寺井陽人(丸山隆平)、そしてアーティストの卵の羽瀬彩夏(中村アン)。価値観の合わないメンバーと暮らすなかで、恋や友情を深め、しだいに自分らしさを見つけていくというストーリーだ。
第1話では、物語の中心となる主人公の真柴と駿が出会い、ぶつかり合いながらもお互いのよさを認め合うさまが描かれた。そんな第1話でキーマンとなり、真柴が恋心を抱く相手として登場したのが、向井理演じる葉山将吾だ。
若手時代を抜け、イケメン俳優としてはベテランの域に入ってきている向井理。火曜ドラマでは2019年の『わたし、定時で帰ります』にも出演していた。しかし、いわゆる“当て馬”的ポジションの三角関係になるかと思われた葉山だが、代表取締役社長を務めていた会社を急遽辞任し、第1話であっさり退場してしまったのだ。SNS上では「登場シーン5分で心鷲掴みにする向井理、何なん……」「毎回いろんなオシャレスーツの向井さん拝みたかった。確実に最高だったのに。戻ってきて」と、向井を惜しむ“ロス”の声であふれた。
向井が、あの手この手で視聴者をオトしにかかっていたのはたしかだ。代表取締役らしいきっちりしたスーツ姿は連想できたが、初登場はまさかの白パーカーにメガネというラフさ。しかも、そのかわいらしい姿で、服装を咎める秘書の視線から逃れようとするのだ。この不意打ちにやられた視聴者は多かった。そんなお茶目さに加え、自ら海外の路地に出向き、買い付けを行なうアクティブな一面や、扱う商品への愛情深さなど、次々に飛び出す豊かな表情は魅力的で主人公の真柴が恋をするのも分かる。短い出演シーンながら、葉山という人物の内面にこれでもかと惹きつけられてしまったのだ。
横浜流星、高橋文哉など若手イケメン俳優が揃う火曜ドラマのなかで、顔だけではないベテランの底力を見せつけるかたちとなった向井。視聴者からは「向井理が今後どうなるのか気になる」という声もあるように、社長であることを窮屈に感じているようすもあった彼がその職を辞したことにはきっと意味があるはず。
ドラマが掲げるのは「着飾るという鎧を脱ぎ捨て自分らしく生きる姿を描く“うちキュン♡”ラブストーリー」という看板だ。登場人物たちのなかでまっさきに肩書きを脱ぎ捨てた葉山は、作品のテーマを背負ったキャラクターだといえる。真柴の前から消えてしまった葉山が、どのようなかたちで戻ってくるのかいまからとても楽しみだ。
■番組情報
火曜ドラマ『着飾る恋には理由があって』
TBS系 毎週火曜日22時~
出演:川口春奈、横浜流星、丸山隆平(関ジャニ∞)、中村アン、山下美月(乃木坂46)、高橋文哉、向井理、夏川結衣、飯尾和樹(ずん)、赤ペン瀧川、木本夕貴ほか
脚本:金子ありさ
演出:塚原あゆ子、棚澤孝義、府川亮介
プロデューサー:新井順子
音楽:神山羊、兼松衆、田渕夏海
製作:TBSスパークル、TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/kikazarukoi_tbs/
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