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日刊サイゾー トップ > カルチャー  > フィッシュマンズに海外からも静かな注目

フィッシュマンズ、“再評価”と海外における“熱狂”が示す可能性…「172分」大作ドキュメンタリー映画が7月公開

『映画:フィッシュマンズ』公式サイトより

 日本の音楽史に名を刻むバンド、フィッシュマンズのドキュメンタリー『映画:フィッシュマンズ』が7月に公開される予定だが、その予告編映像が公開され、話題となっている。

 1987年にボーカルの佐藤伸治を中心に結成され、91年4月21日に元MUTE BEATのこだま和文プロデュースによる「ひこうき」でメジャーデビューしたフィッシュマンズ。レゲエを軸に、ダブやエレクトロニカ、ロックステディ、ファンク、ヒップホップなどの要素を取り入れた音楽で高く評価されており、99年に佐藤が急逝して20年以上がたつ今も、幅広い層から支持を集めている。

 2018年から始動し、19年2月から撮影が始まったこのドキュメンタリー映画は、同年3月に「『フィッシュマンズ』vo.佐藤伸治の急逝から20年、あの孤高のバンドの映画化を実現したい!!」としてクラウドファンディングのプロジェクトが立ち上がると、目標額の1000万円を大幅に上回る、1800万円超を集めるなど大きな反響を呼んだ。

 昨年2月にクランクアップし、膨大な映像の編集作業などを経て、このドキュメンタリー映画がついに完成。7月9日より新宿バルト9、渋谷シネクイントほかにて公開される。監督やメンバーらのこだわりが詰まった同作の上映時間は172分。3時間近い大作だが、メンバーですら「見たことがない映像がある」と語るなど、貴重なシーンも少なくないようだ。

 メジャーデビュー30周年となる4月21日に、このドキュメンタリーの予告編映像が公開となったのだが、興味深いのは、YouTubeのコメント欄の半数近くが英語によるコメントだということだ。中にはスペイン語のものもある。バンドの公式SNSにも、英語でのメンションやコメントは散見される。

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