指原莉乃、『メレンゲ』後番組の『ゼロイチ』で挑む『王様のブランチ』の高い壁
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指原莉乃が司会を務める情報番組『ゼロイチ』(日本テレビ)が4月からスタートした。今や完全にAKB48出身メンバーの出世頭となった彼女が抱えるレギュラー番組は10本以上だが、放送時間が3時間近くにも及ぶ大型番組に勝算はあるのか?
『ゼロイチ』は10時30分から11時45分までの第1部と、11時55分から13時45分までの第2部からなる大型情報番組。25年間続いた『メレンゲの気持ち』の後番組としてスタートしたが、フタを開けてみれば、その内容はライバル番組にそっくりだった。
「番組HPに記載されている『どこよりも“今っぽい&今がわかる”エンタメ情報バラエティー』というキャッチコピーから想像はできましたが、ビックリするぐらい裏番組の『王様のブランチ』(TBS)にそっくり。
前半が週末お出かけ情報とグルメリポートで、後半はエンタメ情報、SNSのトレンド紹介、芸能情報ですから、パクリと言われても文句は言えないような番組です。4月の改編では、TBSの朝の新番組『ラヴィット!』が『ヒルナンデス』(日本テレビ)にそっくりだと言われており、互いにアイデアを拝借し合ったような形になっています」(テレビ情報誌記者)
テレビ業界は、一度ヒットが生まれれば、他局がパクるのが当たり前の仁義なき世界。ただ、指原が越えなくてはいけない壁はとてつもなく高い。
「近年は少しパワーが衰えましたが、それでも『ブランチ』の影響力は絶大。書籍や映画情報をこれだけガッツリやる番組は皆無なので、出版社や映画関係者の間で『ブランチ』は神番組です。新聞や雑誌の広告、書店などで『王様のブランチで紹介されました』というフレーズは絶大な力を持ちますし、商品が紹介されればすぐにバカ売れするので、“いかにブランチにねじ込めるか”は宣伝マンの腕の見せどころです。
一方、リポーターも売れっ子の登竜門になっており、この番組がきっかけで羽ばたいた子も多い。MCだったアンジャッシュ渡部建のトラブルはありましたが、絶対王者であることに変わりはありません」(広告代理店関係者)
『王様のブランチ』の放送は25年目。その牙城が簡単に揺るぐことはなさそうだが、『ゼロイチ』に関してはこんな指摘もある。
「第2部は11時55分スタートですが、地方ネットの局の中には12時から始まる局が多く、『番組が途中から始まる』と、視聴者からクレームが寄せられています。普通はそういったことも想定して構成を考えますが、それをまったく無視しているため、地方で番組を見ている人は、いきなり番組が途中から始ってビックリするようです。厳しい言い方をすれば、その程度の情報しか伝えてないということですね」(キー局関係者)
まだ“ゼロイチ”の“ゼロ”の段階ということなのだろうか。
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