キムチもサムゲタンも東海も中国由来? 中国国営メディアが韓国のクレーマー教授痛烈批判!
#中国 #韓国 #キムチ
日本でもすっかりお馴染みとなった“韓国起源説”。以前には日本のソメイヨシノが、韓国の済州島にある「王桜」と呼ばれる桜と同種であるとされ、ソメイヨシノの起源は韓国であると韓国メディアが報じたこともあった。実は今、こうした韓国起源説に対し中国が激怒しているのだ。
中国国営メディア・環球時報(3月30日付け)は、「中国古来からの家庭料理・サムゲタン(参鶏湯)について、韓国の教授がまたしても抗議」と、若干呆れ口調で報じている。
記事によると、百度百科(中国版Wikipedia)にはサムゲタンについて、「高麗人参と若鶏、糯米を煮込んだ料理で広東地方の家庭料理の一つである。韓国に広がった後、韓国の宮廷料理の一つとなった」と、説明が記載されており、これに対し韓国人学者ソ・ギョンドク教授がサイト運営元に訂正を申し入れているという。
韓国誠信女子大学校で客員教授を務めるソ教授は、サムゲタンの起源をめぐり抗議した理由について、「中国税関当局が定める自国の輸出入品の品目番号(HSコード)にはサムゲタンが含まれていない。これは、中国がサムゲタンを自国の料理であると認識していない証拠である」とメディアの取材に答えている。
中国にとって、このソ教授は非常に因縁深い相手でもある。ソ教授は昨年12月にも、中国国内のインターネット上に「キムチの起源は中国である」と記載されていたことに対し、サイト運営元に抗議文を送付し訂正を求めていた。
今回のソ教授の行動ついて、環球時報は「大袈裟に論争を煽り韓国国内の民族感情を刺激している。自身の知名度や影響力を高めたいがために、中韓両国民の交流を阻害しようとしている」と、痛烈に非難する記事を配信している。
実はこのソ教授、日本にとっても非常に厄介な人物でもある。3月25日、北朝鮮が日本海に向けミサイルを発射した。米軍は当初ミサイルの落下地について“東海”と発表し、すぐに“日本海”と訂正したのだが、ソ教授は米軍側に抗議のメールを送っていたことが明らかになっている。ソ教授は日本海の名称についても韓国世論を扇動してきた人物なのだ。
中国国営メディアが韓国の一学者をここまで痛烈に非難することは異例の出来事である。韓国には世界に誇るべき文化が数多くある。周辺国の国民感情をひたすらに煽るのではなく、自国の文化の発信に力を入れてほしいものだ。
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