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『アナザースカイ』深夜降格は一時的? 後番組『MUSIC BLOOD』はショートリリーフか

『アナザースカイ』深夜降格は一時的? 後番組『MUSIC BLOOD』はショートリリーフかの画像1
『MUSIC BLOOD』公式サイトより

 まさかの“左遷”だったが、どうやら一時的な処置の可能性が高そうだ。

 4月の改編で、金曜23時から木曜25時への引越しを余儀なくされたのが、今田耕司がMCを務める『アナザースカイ』(日本テレビ)。『金曜ロードショー』の後に続く同番組は2008年にスタートし、数々の一流芸能人たちが出演してきたが、よもやの配置転換を言い渡された。

「『アナザースカイ』は、番組コンセプトが“自分の第2の故郷や憧れの場所に行く”というもので、映像も凝っているし、プロモーション効果も抜群なので出演希望者が絶えない番組。放送時間は23時台ですが、週末前夜の金曜はほかの曜日より視聴者数が圧倒的に多く、テレビ局も非常に重要視する時間帯です。出演者が必ず言う『ここが私のアナザースカイ』というフレーズは、芸人が他の番組でネタとして使うほど浸透しており、深夜移動が発表された時は非常に驚きました」(キー局関係者)

 そして後番組として始まったのは、田中圭と千葉雄大がMCを務める音楽番組『MUSIC BLOOD』。同時間帯に日本テレビが音楽番組を放送するのは17年ぶりだが、フタを開けてみれば、どうやらこんなカラクリがあるようだ。

「MCの田中と千葉はドラマ『おっさんずラブ』で共演しましたが、音楽番組の司会をやるのも、司会でタッグを組むのも初めて。MCが2人とも男性というのもレアですが、番組を見ると、これは完全にアプリの宣伝番組ですね。番組はSHOWROOMのバーティカルシアターアプリと連動していて、『スマホでしか見られない映像だらけ』と謳っており、ゲストの発表もアプリのSNSで行われます。

『アナザースカイ』は深夜に移動しましたが、MCは今田耕司のまま。深夜版の第1回のゲストは市川猿之助でしたが、“思い出の地に行く”というコンセプトは変わっておらず、コロナで海外ロケに行けなくなったから、とりあえず深夜に回したというのが真相のようです。今田も『いつか海外に行けるようになったら…』と言っていましたからね。

『MUSIC BLOOD』は、ある程度“撮りだめ”ができそうですが、売れっ子の田中と千葉は撮影で拘束されることも多いので、調整はなかなか難しいはず。そう考えると、『アナザースカイ』の深夜行きはあくまでもコロナが終わるまでの暫定処置で、その穴埋めに一社提供番組の『MUSIC BLLOD』が入ったと考えると、すべての辻褄が合う。もっとも、『MUSIC BLLOD』の数字がよほど良ければ話は別ですが」(広告関係者)

 コロナはまだまだ長引きそうなだけに、ショートリリーフがロングリリーフになる展開はあり得そうだ。

木村之男(芸能記者、TVウォッチャー)

1972年生まれ、東京都出身。大学時代にライターとして活動し始め、出版社~編集プロダクションを経てフリーに。芸能・カルチャー・テレビ・広告業界などに精通する。趣味はテレビに映った場所を探し出して、そこに行くこと。

きむら

最終更新:2021/04/17 11:00
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