小室圭さん“結婚へのキーマン”は美智子上皇后――「小室圭文書」の公開と元婚約者をめぐる弁護士口調の貫禄
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競泳選手・池江璃花子“奇跡”の裏に母の存在あり
素晴らしい容姿と競泳力を持ちながら、池江璃花子(20)はすごい根性までも兼ね備えた女性である。
「東京五輪の代表選考会を兼ねて東京アクアティクスセンターで最終日があり、女子の池江璃花子(ルネサンス)が50メートルの自由形とバタフライの2種目を制し、3年ぶりの大会4冠に輝いた」(朝日新聞DIGITAL 4月11日 5時00分)
彼女が白血病だと公表したのはわずか780日前のことであった。
女性セブンでナビスタクリニックの久住英二理事長は、「奇跡としか言いようがない」と語っている。
「池江さんは19年の夏に造血幹細胞移植を行っています。これは、手術後に移植した細胞が体を攻撃するGVHD(移植片対宿主病)という疾患をもたらし、食欲はなくなり、筋肉も落ちて、どんどんやせ細っていきます。2年も経っていない状況では、競技に復帰すること自体が難しい。
ましてや、五輪代表を勝ち取るタイムを叩き出すなんて信じられません。世界的に見ても『歴史的出来事』といえると思います」
五輪内定後のインタビューで池江は、「努力は必ず報われる」と声を震わせてコメントしたが、そこには想像を絶する苦闘の日々があったに違いない。
抗がん剤で髪の毛が抜け落ちる、副作用で吐き気に悩まされる。当時池江自身、「死んだほうがいいんじゃないかって思った」と語ったように、苦しみの連続であった。
友人や競泳関係者、ファンの励ましはあったが、中でも彼女を支えたのは母親の美由紀だったという。
19年12月に退院することができたが、別人のようにやせ細り、食べられないものがいっぱいあったそうだ。
それでも「できる」という言葉を胸に、諦めることなく自宅にトレーニング器具を設置して、軽い負荷をかけることから始めたという。
昨年3月に406日ぶりにプールに入った。だが、チームメイトについていけない。「もう、自分はダメだ」と思う日々が続いた。
「ひとり周囲から取り残されたことで、誰かのために泳ぐわけではなくて、自分が楽しいから泳ぐんだということに気づいたそうです。池江さんは常に周囲の期待に応える選手生活を送ってきました。プレッシャーから解放されたことで、持ち前の負けず嫌いも復活したそうです」(スポーツジャーナリスト)
さらに母親の「できるよ」という魔法の言葉が、彼女の強靭なメンタルを支えているそうである。
だが、そうはいっても、彼女自身のそれこそ死に物狂いの努力なくしては、これほどの復活はなしえなかったはずである。
池江は、五輪の候補を勝ちとることで、これからの人生を生きる上でかけがいのない大事なものを得たに違いない。
彼女のこれからが楽しみである。
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