出川哲朗、紳助「枕営業告発」とばっちりで厳しいテレビ&CM業界の「女性スキャンダル」対応
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騒ぎの鎮静化に必死だ。お笑いタレントのウッチャンナンチャンらが所属する芸能事務所「マセキ芸能社」は9日、公式サイトで所属タレントの出川哲朗が先日、枕営業に加担したような騒動が起きていることについて「事実はない」と否定した。
騒ぎのきっかけとなったのは4月4日の深夜にタレントのマリエがSNSのライブ配信で暴露したもの。タレントとして駆け出しだった10代の頃の話として、現在はタレントを引退した島田紳助氏から枕営業を迫られたと告発。その時に出川も島田の意見に同調したとしている。
告発は瞬く間にネットニュースなどで世間が知ることとなったため、マセキ芸能社は出川本人に事実関係を確認。番組収録後の打ち上げで事務所関係者や番組関係者がいる場では一度、一緒になったことはあるものの「プライベートで食事に行ったことは一度もない」と否定した。芸能関係者は「マリエは当時も今も同じ芸能事務所所属で、出川さん同様マリエにも事実確認を行っているはず。虚偽の生配信を行ったなら公に謝罪すべきだし、事実であればそれ相当の対応をしないと今後、出川さんの仕事にも影響が出かねない」と心配する。
その最も大きな理由は当時と今の出川の芸能界での立ち位置だろう。
「今から10年以上前、出川さんは女性ファッション誌のアンケート『抱かれたくない男』で何度も1位になるなど、嫌われキャラクターでタレント活動していましたがここ数年、風向きが急激に変わりCMやレギュラー番組の本数も多くなりました。『気持ち悪い』よりも『優しい』イメージが先行して世間に受け入れられたからです。
芸能界の力学的に当時の島田紳助氏に反抗的な態度を示せば当然、島田氏が仕切る番組に出られなくなるのは容易に想像できます。また、出川さんが同じお笑いの先輩の島田氏の肩を持たざるを得なかった側面は確かにあるだろう。無論、事実ならば許される行為ではないが、これが歪んだ芸能界の実態ともいえる。ただ、ある程度事実関係をはっきりさせないと今後、テレビ番組やCMにも起用しにくくなります。特に間接的にとはいえ、女性関係のスキャンダルに絡んでいたことが事実なら、ダメージは必至ですからね」(同)
一方で、このところはCMに使いにくい、という状況も生まれていたようだ。
「あのキャラなのでさもありなんなんですが、やっぱり結構調子に乗っていて、使いづらい、という意見も多かった。また出川さんの今の人気は、主婦や子供たち。ところが、結成券を持っている上役の男性陣からは『なんで出川?』と、昔のキャラクターのイメージのままだったりするので、通らない案件も結構あるんです」(広告代理店スタッフ)
今のところマリエの所属事務所は、今回の件に対して公式見解を出しておらず、沈静化しそうという向きもある。一方で、しばらく注視する必要がありそうだ。
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