女子ソフト上野由岐子が五輪目前にケガ離脱… レジェンド不在代表チーム崩壊危機
#日本代表 #ソフトボール #上野由岐子 #肉離れ #離脱
コロナ禍で多くのニュースで埋もれているが、メダル確実の競技に暗雲が立ち込めている。
ソフトボールの東京五輪日本代表の上野由岐子投手が6日、右脇腹の肉離れを患い全治3週間と診断されたことが判明した。
超ベテランを襲ったケガは、そのまま今年7月に1年延期されている東京五輪にも大きな影を落としそうだ。所属するビックカメラ高崎がケガの状況を明かしたもので、しばらくの間は治療、リハビリに専念する模様。このまま国内リーグ戦に登板することなくぶっつけ本番で五輪のマウンドに向かう可能性すら浮上している。
上野は今年のリーグ初戦の4日、豊田自動織機戦に先発登板。10三振を奪う好投で8回まで無失点で切り抜けた。すると延長タイブレークの9回、投球中に異変を感じてそのまま降板したという。五輪関係者は「ソフトボール界のレジェンド。離脱はチーム崩壊すら引き起こしかねない」と心配している。
「上野は過去にも大ケガを負った経験があります。2019年4月27日、国内リーグ戦で打者からのピッチャーライナーが左顎に直撃。その場で救急搬送され下顎骨骨折と診断されました。全治3カ月で緊急手術を実施。長期離脱を余儀なくされましたが、懸命のリハビリもあってグラウンドに戻ることができた。さあこれからという時に新型コロナウイルス感染拡大で東京五輪が延期。今大会を最後に現役引退すると見られている上野ですが、今年7月には39歳の誕生日を迎えます。全治3週間といっても、投球再開にはさらに時間を要すでしょう。実戦不足のまま大舞台で勝てるほど五輪の試合は甘くありません」
チーム構成にも大きな影響を及ぼしかねない。3月、日本代表選手15人が発表されたばかり。ところが投手は前回競技があった北京五輪と比べて1人減の3人体制となることが分かった。
「宇津木麗華監督など首脳陣からの信頼も厚い中で指導者としての意味合いも込めての起用だったと考えられます。ところがケガで離脱すればそれどころではなくなる。上野以外にエース級の選手が育っていないのも、代表チームの弱体化に拍車をかけるかもしれません」(同)
東京五輪・パラリンピックの全競技の中で最初に行われるのが女子ソフトボールだけに注目度も高い。上野が再びマウンドに戻ってくることを心から願いたい。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事