里咲りさ×吉野七宝実スペシャル対談:キャリアプランなしで事務所を辞めたら魚に引き止められた!?
#里咲りさ #吉野七宝実 #スペシャル対談
今回ご登場いただく対談相手は、あの「干物グラビア」が大バズりした吉野七宝実さん。所属していた事務所を辞め、タレント活動引退を考えていた吉野さんですが、今はフリーランスとして活躍中。
彼女のこれまでの経歴から、釣具ブランド立ち上げまでの話や、私の釣りにトラウマ話まで話が広がりました。お互いのほぼ知らない初見状態からスタートした対談の模様をお楽しみください!
■吉野七宝実
短大在学中からモデルとして活動を始め、現在はフリーランスとして活動中。しほみんの愛称で親しまれれ、「干物アイドル」ともいわれる。兄2人と弟1人の4人兄弟。魚釣りを趣味とし、自宅で干物や燻製も作っている。
魚70匹の処理に困って風呂場干物でバズった
吉野:
失礼な話ですが、私は今日対談するまで私は里咲さんのことを知りませんでした。今回のお話をいただいてから、いろいろ調べてみたら芸能プロダクションの社長をされてるんですね。
里咲:
そうです、会社をやってます! もともと私は、江頭2:50さんが名付け親の「家電量販店で働くアイドルグループ」にいたんですが、7年前に自分でやってみたいと思って独立したんですよ(笑)。それが今の会社(フローエンタテイメント)の元になってます。
吉野:
私は今フリーランスで自分の仕事を取ってきてるんですけど、それでも大変です。里咲さんの事務所にはタレントさんが何人もいることを考えるとすごいと思います。自分の仕事だけではなく、ほかのタレントさんの仕事を取ってこれるのはリスペクトできます!
里咲:
私はお風呂場で干物をしている写真がバズったときに、吉野さんのことを知りました。だから今回、対談が決まったときは「あの干物の人だ!」ってなりました(笑)。あんなお風呂場見たことないですよ。
吉野:
あのときは自宅に魚が70匹ぐらいあって、処理に困ったのであのようにしたんです。干物にしたら多少日持ちするだろうと思ったまでは良かったんですが、当時住んでいたのが幹線道路沿いのマンションでベランダには干せない……。なので、お風呂場です(笑)。
里咲:
そういうことだったんですね。干物をお風呂場に干すと、ニオイとかはつかないですか?
吉野:
魚の臭い部分は、主に内臓なんですね。干物にするときは内蔵を先に処理してしまうので、魚の生臭さはそんなにないんですよ。
里咲:
現在はフリーランスで活動されているそうですが、これまで吉野さんはどういった経歴なんですか?
吉野:
私はフリーランスになる前に事務所所属を2つ経験していて、最初の事務所ではアイドルっぽい活動してました。
その後、グラビアタレントを募集していた別の事務所に移ります。この事務所には、当時売出し中の先輩グラビアタレントいて、メディア露出も期待できそうだったので移ったんですが、私が入った直後にその先輩がいなくなっちゃったんです。
なので、グラビアタレントとして売り出しにくいというか中途半端なポジションになっちゃって……。この事務所にはすごく感謝してて、レギュラーのテレビ番組にも出演できましたし、DVD発売もできたんですが、この先これ以上のことはないんじゃないかと思い始めて、タレント活動を辞めようと思ったんです。
それで事務所を辞めると決めたんですが、そうなると徐々に仕事が減ってきて、逆に自分の時間が増えてきました。このタイミングで始めたのが、釣りです。そしたら、事務所を辞める直前に干物グラビアでバズっちゃったんです(笑)。
これで「まだ私には需要がある!」と思い直して、フリーランスでタレント活動を続けているという流れです。
里咲:
それは、魚に引き止められてのかもしれないですね(笑)。
辞めようと思ったからこそ飾らない自分が出せる
吉野:
今も釣りは続けてて、最近「HUNT」というルアーのブランドを立ち上げました。今年の3月中旬から、釣具ショップの店頭に並んでます。
里咲:
一時は辞めようと思ったのに、ブランドプロデュースするとはすごいですね!
吉野:
辞めようと思ったからこそ、自分の考えを前面に出していけるようになったのかもしれないですね。変に飾らなくていいんだなと。これを求める人がいたら続けますし、求められなくなったら終わりだなと思ってます。ある種の開き直りでもあるんですけど、それがいい方向になってくれればいいなと。
里咲:
それはわかります。私も会社を立ち上げる前に、「一度自分は死んだ」と思った時期があります。友だちや学歴などのしがらみがあると思い切ったことができないと考えて、いったんしがらみをリセットして「ここからはおまけの人生」を過ごす感覚で望みました。
この切替えで失敗することもあまり怖くなくなってきて、自分の好きなことをやれるようになったと思います。
吉野さんは事務所を辞めた後のキャリアプランは当時持ってたんですか?
吉野:
それがまったくなかったんです。撮影会などをやって、お小遣いを稼ぎながら次の仕事を探そうかなぐらいでした。結婚できたらしっちゃおっかなとも(笑)。それくらいの感じでした。
そういう意味では、次の仕事を決めるまでの期間がずるずる伸びてる感覚ですね。ただ、ありがたいことにいろいろお声がけをいただいているので、今はできることは全力でやろうと思ってます。
里咲:
私も会社を立ち上げるときでさえ、「よし、会社作るぞー」的な感覚ではなくて、そうせざるを得ない流れがあって、開業して、株式化してという感じで前に進んできました。
なので、吉野さんが言ってることよくわかります。流れってありますよね。だから、「このあとどうなると思いますか?」って聞かれても、わからないんです。ただ目の前にあることを精一杯やって、それが結果になっていけばいいなと思ってます。
吉野さんは干物など魚料理をされてますが、魚を調理するのは得意だったんですか?
吉野:
料理はある程度やってたんですが、魚料理が得意というわけではなかったんです。あるとき、「釣りたてのカツオを食べてみるといい」と言われて、実際に食べてみたらめちゃくちゃおいしかったんです。新鮮なカツオの食感って、もちもちしてるんですよ!
この味に感動して、そこから釣った魚はおいしく食べたいと思い始めて、魚調理をするようになりました。なので、私は「魚を食べたくて釣りをしている」モチベーションが半分ぐらいあります。
魚にトラウマの里咲とブランド立ち上げに悩む吉野
里咲:
私も魚料理がすごく好きなんですけど、子どもころに行った釣りのトラウマがあるんです。釣り堀に行ったんですが、口がパクパクしている魚が密集しててそれが今でも記憶に残ってます。
それ以来、魚を食べるときに思い出されて、一瞬うっとなるんです。だから、「よし、今から魚を食べるぞ」っていう気合が必要になっちゃいました。どうしたら、これを克服できるでしょうか?
吉野:
かわいい魚を飼ってみるのはどうですか? 例えば、熱帯魚のベタなどはいいと思います。小さいスペースで飼えますし、かわいいなって思えるはずです。飼育の手間もかからないですし、カラフルでかわいいですよ。
あと、魚を食べる良さを言わせていただくと、体調が良くなります! 私はほぼ毎日魚を食べてますが、お腹いっぱい食べてるんですが体重も減りましたし、肌荒れもなくなりました。健康と美容にいいので、おすすめですよ。
里咲:
そうなんですね。私も新鮮なカツオを食べて、魚の魅力をより楽しんでみたいです。どこか食べられるとこありますかね?
吉野:
高知がいいですよ。たたきで出されることが多いんですが、刺し身でお願いしてみてください。
私からの相談なんですけど、さっきも話しましたけど釣具ブランドを立ち上げました。とはいえ、私の釣り歴は2年半ぐらいなんです。モノには自信があるんですが、どうやったらみんなに振り向いてくれるかな? という不安もあります。
元がグラビアタレントなので、にわか感が出ないなかと……。
里咲:
不安に思うことはないと思います! これまでのツイッターを見ても、「案件だからやっている仕事」ではないことはすぐにわかりますし、本当に釣りが好きな人っていうことが伝わってきます。
夢中になってやっているものは、大好きのパワーが強いほどより周りの人を引きつける力がありますし。なので、かなりマニアックな視点での動画やツイッター投稿などもやってくといいと思います。
吉野:
ありがとうございます! 今後、そのブランドでウェアの展開をしていきたいとも思ってるんです。ただ、私がほしいのは女性ものなんですけど、私のファンはほとんどが男性です。このギャップをどうやって埋めていこうかと悩んでます。
里咲:
ウェアがかわいいと、その領域の人口は増えますよね。だから、女性ファンの多いモデルを起用してプロモーションするのはどうですか?
吉野:
確かに! 今若い方がゴルフを始めてるのも、ウェアがかわいいからというのがあると思うんです。あと、キャンプもそうですよね。スノボウェアのような、カジュアルでかわいいものがないので、そこを目指してやってみます!
今回対談させていただく前は、里咲さんのアイドルっぽいルックスもあって「この子、ほんとに社長?」と思ってたんですけど、ちゃんといろいろ考えてる方だとわかりました。参考にします。
里咲:
ありがとうございます! 今回対談させていただいて、吉野さんは1つ1つ丁寧に誠実にお仕事をされている素敵な方だなと思いました! 流れの中で生きているって感覚も似てるなって発見できてうれしかったです。
今日いただいたアドバイスも、1つずつやっていこうと思います。早く高知に行きたいです! ありがとうございました。
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