タイのBLドラマが日本で人気大爆発中! タイ語教室も盛況韓流に続くアジアエンタメの新機軸に?
#BL #タイ #2gether
代々木公園のイベント広場で毎年5月に開かれてきたタイ・フェスティバル(タイフェス)は、東京の春を彩る名物行事としてすっかり私たちの間でも定着した。2日間の入場者数は近年30万人を超えるなど、前後して同広場で開かれるカンボジア、ラオス、ベトナムのフェスティバルと比較しても群を抜いた集客を誇った。
この恒例のタイフェスもコロナウィルスの世界的な感染拡大で、2020年は急遽の中止を余儀なくされた。今年も中止と思いきや、代々木公園ではなく、品川区上大崎のタイ王国大使館に場所を替え、4月3日、4日の両日、「タイ・ドラマ・フェスティバル2021」が開かれた。
感染防止対策に時間を区切り、50人ずつの入場者を入れて行われた。このドラマ・フェスティバルのメイン・テーマはタイのボーイズラブ(BL)で、参加者のほとんどが女性だった。昨年からのコロナ禍の中、巣ごもり需要の影響もあって、タイのBLドラマ人気が日本の若い女性たちの間で浸透しているという。
タイBL“沼落ち”する人続出
大使館内に設けられた会場では、タイBLブームの火付け役となったラブコメディ「2gether」で主演を演じたブライトさんとウィンさんを、オンラインで結ぶファンの集いが行われた。
同ドラマはタイでは昨年2月から放映され爆発的人気となった。放送終了後には、480万件のツイートで世界トレンド一位となった。
偽装の恋愛関係から本当のカップルに発展する二人の男子学生のラブストーリーだ。イケメンで共に身長180センチ以上。まるで女性向けマンガのキャラクターがそのまま抜け出してきたような2人に、多くの日本女性が「沼落ち(底なし沼とよばれる程ハマる)」してしまったという。
ただ、タイのテレビで放映されたBL番組になぜ、これだけ多くの日本女性がハマったのか。1月29日配信の「ダ・ヴィンチニュース」によると、タイのドラマは、本国でのテレビ放送直後に英語字幕付きの公式動画がYouTubeにアップされるケースが多い。これに加えて、英語やタイ語が分かる日本のファンが日本語字幕を付けて動画をツイッターなどにアップしたため、タイBLドラマの人気は瞬く間に日本女性の間で広がったという。
「タイ・ドラマ・フェスティバル2021」で2人へのインタビューが行われた後は、番組に関する勝ち抜きのクイズが行われた。「主人公のブライトが好きなのは「しゃぶしゃぶ」、「すき焼き」のどちら?(答えはすき焼き)」など、番組をしっかり見ていないと答えられない問いが次々に続いた。クイズを勝ち抜いた勝者はオンラインを通して主演の二人と記念撮影もした。
「タイBLを韓流に続くエンタメにしたい」とするタイ王国大使館。イベント会場の外に設けられたタイ料理の屋台に出店した都内のタイ料理店に、番組に登場した飲み物や食べ物を出すよう依頼するなど、参加者がタイBLの世界にたっぷり浸れるよう徹底した。
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