乃木坂46がパチスロ機とタイアップ……「清純派」だけで売ることはもう難しくなった?
#パチスロ #京楽
パチンコ機・パチスロ機メーカーの京楽産業.(以下、京楽)は4月7日、乃木坂46とコラボした新パチスロ機『ぱちスロ 沖ハナ-30』を発表した。4月中旬より一部店舗でテスト導入されるという。
乃木坂46にとっては初めてのパチスロ機とのタイアップ。筐体のパネルにメンバーの写真がデザインされるほか、『裸足でsummer』、『ダンケシェーン』という楽曲も収録される。パチンコ業界に詳しいジャーナリストはこう話す。
「公式ライバルであるAKB48グループは運営にも京楽が食い込んでいたということもあり、がっつりパチンコに登場していましたが、乃木坂46についてはなかなか実現しなかった。乃木坂は清純派アイドルとして売っているので、ギャンブルのダーティーなイメージは避けたかったのでしょう。にもかかわらず、今回パチスロ機とタイアップすることとなったのは、乃木坂もいよいよ清純派だけでは売っていけなくなったということなのでしょうか」
新型コロナウイルスの感染拡大によって、握手会が開催できなくなったことで、女性アイドル業界は大きな打撃を受けている。
「乃木坂46は特に握手会に対する依存度が高かった。しかも、大規模コンサートも開催しにくい状況が続き、売り上げを確保するのも大変になっている。そういった状況もあり、パチスロのような汚れ仕事もこなさなくてはならなくなってきているのかもしれません」(アイドル雑誌ライター)
一方で、パチスロ業界もまた冬の時代になっている。
「昨年の緊急事態宣言発出時には、パチンコ店が大バッシングを受け、ユーザー数も激減しています。さらに、出玉性能の規制もあり“パチスロ離れ”が加速している。人気機種も全然なくて、パチスロ業界は本当に厳しい状況なんですよ。そんななかで、人気タレントとのタイアップに頼りたくなるのは当然のことで、これまで温存していた乃木坂46をここで投入するというのは自然な流れとも言えるでしょう」(前出ジャーナリスト)
コロナ禍で窮地に追いやられる京楽と乃木坂46が、現状を打開するべく協力した結果がこの『ぱちスロ 沖ハナ-30』といえるのだ。ただ、今回のパチスロタイアップによって“乃木坂が落ち目”というイメージがより強固になってきたのも事実。ここからまた人気を回復するのはさらに難しくなってきたとも言えそうだ。
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