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日刊サイゾー トップ > エンタメ > お笑い  > 『激レアさん』で“神回”評が殺到

『激レアさん』で衝撃の過去を披露した「ですよ。」“神回”との声が殺到したその内容

『激レアさん』で衝撃の過去を披露した「ですよ。」神回との声が殺到したその内容の画像1
ですよ。(吉本興業公式サイトより)

 なんとか仕事をゲットするために、“ビジネス”で色々なものに手を出す芸能人が多いなか、“武器”をまったく使わずに勝負するとは、潔いと言うべきか、ただの変わり者なのか……。

 驚異のエピソードが披露されたのは、6日に放送された『激レアさんを連れてきた』(テレビ朝日)でのこと。オードリー若林と弘中綾香アナが司会の同番組は、“激レアな体験をした人”を紹介する番組で、登場するのは基本的に素人だが、同回に登場したのは、お笑い芸人の「ですよ。」だった。

「ですよ。」といえば、数々のスターを生み出したお笑い番組『エンタの神様』(日本テレビ)で披露した「あ~い、とぅいまてぇ~ん!」というギャグで一世を風靡した芸人。最近ではテレビで見かける機会も減っていたが、『激レアさん』で大爆発した。

「『ですよ。』といえば、ラップ調の漫談で知られていますが、10代から20代にかけて、南米のボリビアでサッカー選手をしていた経験があり、しかも19年も芸歴がありながら、そのことを1回もテレビで話したことはないそうです。まずそのことが異常ですが、行動力も異常です。

 サッカー雑誌の編集部に片っ端から電話をしたところ、『ボリビアが良いんじゃない?』と言われて、留学先をボリビアに決定。5万円だけ持って出発し、ボリビア行きの飛行機の待合室にいた人に身振り手振りで話しかけたところ、知り合いを紹介してもらえ、ボリビアの名門チームに練習生として潜り込みます。結局、プロ選手にはなれませんでしたが、現地では強盗に遭って、拳銃を突きつけられたこともあったそうで、若林に『そんな話は1000回ぐらいしろ!』とツッコまれていました」(テレビ情報誌ライター)

 トークバラエティ番組にチャンネルを合わせれば、遥かにスケールの小さな話を繰り返し話しているタレントもいるなか、超大ネタを勝手に封印してきた「ですよ。」。『激レアさん』放送後には、関係者の間でも彼のことが話題になったそうだ。

「披露されたエピソードも壮絶でしたが、『なぜ話さなかったのか?』という質問に対する、『全然普通のことだと思っていた』『しゃべったところで“へー”と言われて終わりだと思った』という答えがおかしすぎます。ものすごく世話になった恩人の名前を忘れていたり、オードリー若林やゲストのロバート秋山とのやりとりが、いちいちピントがズレていたりして、それがまた爆笑を呼んでおり、まさに“神回”でした」(バラエティ番組制作スタッフ)

 ツイッターにも、

「今までで一番笑ったかもしれない」
「エピソード超おもしろい笑 その行動力、尊敬します」
「ここ数年の芸人のエピソードの中で一番破壊力あったな。テレビで一切この話してなかったのがまたおもろい」

 と、絶賛の声が次々と寄せられた「ですよ。」。こうなると、これがきっかけとなって新たな展開はあるのか?

「まずサッカー留学や南米の話だけで、トークバラエティは一周できそうですね。『激レアさん』を見た限り、まだまだ濃密なエピソードが山ほどありそうです。問題は、周囲がどんなエピソードを聞きたがっているのかを本人がまったく分かっていないことですが(笑)。ただ、そのズレ具合も面白さになっているので、十分成立しそう。いざとなれば持ちネタのラップと『ですよ!』『あ~い、とぅいまてぇ~ん』という決めゼリフがあるので問題ありません。コウメ太夫のようなスベリ芸で行く手もありますし、声はかかりそうです」(キー局お笑い番組関係者)

 聞き手が食いつくポイント、笑うポイントが分からないのは芸人として致命的だが、それも度を過ぎれば魅力となり得るかも。とりあえずサッカーを飯の種にしている芸人は、戦々恐々としているかもしれない。

木村之男(芸能記者、TVウォッチャー)

1972年生まれ、東京都出身。大学時代にライターとして活動し始め、出版社~編集プロダクションを経てフリーに。芸能・カルチャー・テレビ・広告業界などに精通する。趣味はテレビに映った場所を探し出して、そこに行くこと。

きむら

最終更新:2021/04/09 08:00
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