マリエ“強要告白”と様変わりする芸能界の枕営業の実態
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モデルでタレントのマリエが今月4日、自身のインスタグラムでのライブ配信で、11年に芸能界を引退した島田紳助さんから過去に“枕“の誘いを受けていたことを告白し、話題となっている。
本サイトでも報じたが、マリエは配信の中で、「18歳の時に島田紳助さんから枕(営業)を誘われた」と告白。誘いを断ったものの、所属事務所からは心配されるどころか「それでいいの? 今後仕事なくなるよ」と“注意”を受けたという。
さらに、自身が出演し、紳助さんがMCを務めていたバラエティ番組『クイズ!ヘキサゴン』(フジテレビ系)や『世界バリバリ★バリュー』(TBS系)など番組から降板させられたことや、紳助さんから枕営業を持ちかけられた際、周囲に出川哲朗やお笑いコンビ「やるせなす」らがいたが、皆揃って紳助さんの味方をしていたという。
昭和の時代から芸能界における枕営業や枕接待の噂は、これまでも週刊誌などで散々取り上げられてきた。だが、実際に枕の誘いを受けたことを当事者が告白するのは、レアなケースだ。
芸能ジャーナリストの竹上光氏は語る。
「記憶に新しいところでは2010年頃、タレントが旧所属事務所との契約の有無をめぐる裁判の最中に提出した書面で、『マネージャーから事務所のオーナーと関係を持つことで番組に出演できたタレントがいると頻繁に聞かされた』や『(枕営業で)もし妊娠した場合は中絶しろなどと事務所側から指示されていた』と指摘して話題になりました」
そうした中、民放テレビ局の情報番組スタッフは、「テレビが絶大な影響力を持ち、現在と比べるとセクハラやパワハラなどのハラスメントに対する認識が緩かった昔に比べると、だいぶ減りましたが、いまだに枕は存在しますよ」と前置きしたうえで、芸能界の枕の一例をこう明かす。
「最近でも某テレビ局が主催するオーディションの最終選考が“枕選考”であることは業界内では広く知られていますし、某人気バラエティー番組に出演させるため、複数の芸能事務所がキャスティングに影響力を持つディレクターに女性タレントをあてがっていることは有名です。また、今を時めく人気女優が財界の大物の愛人になっていたり、別の女優は若手の頃に出演した映画の監督に現場で演技指導だけでなく、口技の指導を受けていたなんて話も映画業界では語り草になっています」
もっとも、その一方でこうした意見もある。
「まあ、昔は自分の恋人だったり、愛人だったりを女優や歌手にしようという御大尽さんも多かったけど、最近はオンナよりも実子に金をかける人が増えているからね。恋人や愛人は別れたり、飽きたりすることもあるけど実子は“一生もの”だから、芸能事務所の方もそっちを預かる方が儲けもデカい。とはいえ、女の子の場合、さすがにスポンサーや金主の子に枕は強要しにくいからね。結果的に枕自体が減っているという事情もあるんだよ」(大手芸能事務所マネジャー)
いずれにせよマリエの告白は、今後もまだまだ波紋を広げそうである。
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