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『しゃべくり007』復帰のチュート徳井、本調子にはまだ遠い? 「非常識」を前面に出す方向転換が必要か

『しゃべくり007』復帰のチュート徳井、本調子にはまだ遠い? 「非常識」を前面に出す方向転換が必要かの画像1
徳井義実

 4月5日放送の『しゃべくり007』(日本テレビ系)に、チュートリアル徳井義実が約1年半ぶりに出演した。

 2019年10月に申告漏れが発覚し、芸能活動を一時休止していた徳井。2020年10月には日本テレビ系『今夜くらべてみました』に復帰したが、『しゃべくり007』への復帰はそこから約半年後となった。

「満を持しての復帰ではあったものの、徳井さんのテンションも騒動前と同じようにはいかず、なんとなく暗い雰囲気でしたね。これはもう『しゃべくり007』だけの話ではなく、『今くら』でも同じですが、復帰後はなかなか自身のキャラクターをつかめない状態が続いているのでしょう」(お笑い事務所関係者)

 さわやかなルックスと裏腹に、時折狂気に満ちた笑いを放つのが持ち味だった徳井。騒動後は、そういった姿を見せにくくなっているという。

「一見常識人であるかのように見えるのに、急にどぎつい下ネタを連発したり、他人がまったく理解できないような細かいこだわりを熱弁したりなど、見た目とはかけ離れた“非常識さ”が徳井さんの面白さだった。でも、何年も所得税の申告をしていなかったということが発覚し、さわやかさなどは関係なく、ただ単に“非常識な人”ということが知れ渡ってしまいました。

 その結果、視聴者も“この人は、常識がない人だ”という認識になっているので、見た目と中身とのギャップで笑いを取るということも難しくなった。そして、神妙な面持ちをしていても“非常識な人なのに、なんでこんな顔をしているんだ”と見られてしまい、余計に変な空気になる。そういう悪循環に陥っている状況に見えます」(構成作家)

 そもそも芸人なのだから、それなりに“非常識”であったとしても、おかしな話ではない。しかし、不祥事が発覚した後となれば、“非常識”を笑いに変えるのも難しくなるというわけだ。

「徳井さんの仕事の状況は徐々に騒動前に戻りつつありますが、はっきり言ってかつてのような“戦力”にはなっていません。このままでは仕事も減ってしまいそう。正直、何か手を打たないことには未来も見えてきません。それこそ、開き直って“非常識さ”を全面に出すなどの、思い切った方向転換も必要かもしれません」(同)

 身から出た錆といえばそれまでだが、不祥事は確実に芸風に影響を与えてしまう。チュートリアル徳井の苦悩はもう少し続きそうだ。

田井じゅん(エンタメウォッチャー)

1985年生まれ。神奈川県出身。専門学校在学中より、ミニコミ誌やフリーペーパーなどでライター活動を開始。一般企業への就職を経て、週刊誌の芸能記者に転身。アイドル業界や音楽業界を中心に、その裏側を取材中。

たいじゅん

最終更新:2021/04/08 13:00
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