『フリースタイルティーチャー』田中みな実にフられた横山統威、過去を蒸し返されて…?
#田中みな実 #末吉9太郎 #フリースタイルティーチャー #横山統威 #水野勝 #岡野海斗 #宮里ソル
スチューデントの主義主張を何より大事にするTKda黒ぶち
第2試合は、横山統威(祭nine.) & TKda黒ぶち VS 宮里ソル(円神) & 崇勲の一戦。初っ端で宮里はいきなりぶっ込んで、横山を動揺させた。
宮里 「アンタが振られた 田中みな実
今日は抱いてやるぜ 勝利の女神」
これは口から出まかせじゃない。横山と田中みな実のエピソードは実話である。田中が司会を務めていた『ひるキュン』(TOKYO MX)に横山もレギュラー出演しており、その頃、横山は田中への恋心を募らせた。そして、遂に横山は番組内で告白を敢行! しかし、田中から丁重にお断りをされていた。でも、めげない。2019年3月には『有吉ジャポン』(TBS系)で2度目の告白を行い、そこでも横山は田中から「ごめんなさい」されているのだ。
何が言いたいかというと、宮里の用意周到さだ。用意周到過ぎる。それらのネタがビシッと決まれば文句はない。でも、準備したネタの放出にこだわると、それはたちまち逆効果になる。ネタばかりに執着して会話できなくなるデメリットにも留意しないとならない。今回、宮里はそこにハマってしまった。「収録で爪痕を残そうとしてない」と指摘されたのに、「横山は田中みな実に振られた」と返し、「心の会話がしたい」と言われても「チビったか?」と関係ないことで言い返した。どれも答えになっていないのだ。横山はアンサーを即興で返せていたので、余計に2人の違いは歴然だった。
やはり、TKティーチャーの指導が秀逸だと思うのだ。夢や目標を熱く語る横山は、このバトルでも「俺の夢はスーパースター」と堂々と口にした。そういえば、アイドルという職業に誇りを持つ恋汐りんごにも同様だった。TKはスチューデントの主義主張を何より大事にする先生。だから、彼の生徒は小手先のラッパーじゃなくなる。1本の筋がしっかり通る。必ず芯のあるプレイヤーに仕上がる。もし筆者がリーグ戦に参加するとしたら、是非ともTKから教わりたい。
2人のバトルは横山の勝利に終わった。これで宮里は総当たり戦終了、全戦の成績は1勝3敗である。色々キツいことも書いてきたが、宮里は頑張ったと思う。ネタ偏重の戦略は努力の表れと言い換えられるし、韻のきめ細かさは彼が随一だった。ただ、フリースタイルを通じ、思いやパーソナリティをもっと伝えてほしかった。どうか、宮里にはこれからもラップを続けてほしい。
さて、今夜の放送で行われるのは水野 VS 横山、岡野 VS 末吉9太郎(CUBERS)2試合だ。実は、水野と横山は同じ事務所(フォーチュンエンターテイメント)の先輩後輩の関係性である。でも、予告を見るとそんな間柄と思えないくらい水野の顔が怖かった。どうやら、バチバチのバトルが見られそうだ。
そして、要注目は岡野 VS 9太郎の一戦だ。バトル前、9太郎から何かお願いされて「?」な表情になり、見るからに困っていた岡野。躍動感過多の地団太を踏んで、フリースタイルバトルとは思えない光景を生み出していた9太郎。どんな展開になるかは不明だが、カオスになるのは確実だ。
現時点では水野と横山と岡野の3人が2勝1敗で並んでいる。誰が優勝するのか、全く予想が付かない。
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