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日刊サイゾー トップ > エンタメ > お笑い  > ダウンタウンとナイナイ“共演NG”説の背景

ダウンタウンとナインティナインの“共演NG”説を払拭? 松本人志と矢部浩之が7年ぶりに共演!

『人志松本の酒のツマミになる話』公式サイトより

 2日からスタートする『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)にナインティナイン・矢部浩之が出演することが話題を呼んでいる。長年、ダウンタウンとナインティナインには不仲説や共演NG説が囁かれていたからだ。

 松本人志と矢部が共演するのは実に7年ぶり。同局で2014年3月31日に放送された『笑っていいとも!グランドフィナーレ感謝の超特大号』で顔を合わせて以来だ。

 番組では、矢部が「今日、現場に来てわかったけど、スタッフがピリついている」と言って笑いを誘い、夏菜が「おふたりは共演NGかと思ってた」と触れるなど、ダウンタウンとナインティナインの不仲説についても語られるようだ。

「番組でも触れられるようですが、松本が1994年に出した自伝的エッセイ『遺書』(朝日新聞社)で、“ナインティナインなんて、ダウンタウンのチンカスみたいじゃないですか”と書いたことが、そもそものきっかけ。当時のナイナイ、特に岡村隆史はダウンタウンの影響を受けていた面も強く、松本はそれを腐したわけです。ダウンタウンの番組でナイナイをけなす場面もあり、“ダウンタウンがナイナイを嫌っている”と話題になりました」(芸能記者)

 勢いがあったとはいえ、まだ若手だったナインティナインは、天下のダウンタウンに名指しで責められ、恐怖に震えたという。今年3月13日に放送された『人生最高レストラン』(TBS系)で矢部は当時を振り返り、浜田雅功が番組で矢部の写真を叩き割っていたのを観て「こわっ!」「イジリやと思えなかった」と本気で怯えていたことを告白している。

 中でも深刻だったのが岡村隆史だった。

「ダウンタウンが司会を務めた97年の『FNS27時間テレビ』で共演した際には、明らかにナイナイのふたりの様子がおかしく、特に岡村は声も震えていて、今にも泣き出しそうだった。松本自身、プライベートの飲みの席で偶然一緒になった際、岡村が松本に緊張してすぐに退席したと98年放送の『いろもんスペシャル』(日本テレビ系)で明かしている。岡村は松本が相当怖かったんでしょうね」(同前)

 当時のダウンタウンの“尖り”っぷりについては、番組で共演していたYOUが「目が合っただけで殺されると思うぐらい怖かった」とネタにするなど、語り草となっている。その先輩に目を付けられたとあっては、萎縮しても仕方ないだろう。

 だが、20年以上経た今ではダウンタウンもすっかり丸くなった。18年に配信された浜田のネット番組『戦闘車』シーズン2(Amazon Prime Video)に出演した矢部は、記者発表会で自らダウンタウンとの共演NG説に踏み込み、ネタにしている。わだかまりはもうないだろう。

「岡村が結婚して独身キャラではなくなるなど、ナイナイも変化の時期にある。コンビでのレギュラーは『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)のみの状態が長く、昨年の岡村の失言騒動で広告案件も減っているようだし、のんびりやってきた矢部もそろそろ、これまでやってこなかったような仕事に着手していくのでは。松本は新たなサポート役を探している節があるし、今回の共演をきっかけに矢部が千原ジュニア的なポジションになるのも面白いかも」(構成作家)

 そういえば矢部は、『戦闘車』シーズン2で、前シーズンにおける千原ジュニアの立ち位置を任されていた。ダウンタウンとナインティナインの共演はこれからもっと増えていくのかもしれない。

宇原翼(ライター)

雑誌、ウェブメディアの編集を経て、現在はエンタメ系ライター。

うはらつばさ

最終更新:2021/04/02 19:00
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