トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 『めざまし8』谷原章介の安心感

『めざまし8』の谷原章介、すでに安心感たっぷりの司会ぶり さわやかすぎることが不安材料か?

『めざまし8』の谷原章介、すでに安心感たっぷりの司会ぶり さわやかすぎることが不安材料か?の画像1
『めざまし8』(フジテレビ公式サイトより)

 谷原章介と永島優美アナがメインMCを務めるフジテレビ系ワイドショー『めざまし8』が3月29日にスタートした。ワイドショーの司会は初めての谷原だが、いきなりの安定したMCぶりが好評だ。

「谷原さんといえば、かつては『王様のブランチ』(TBS系)、現在は『うたコン』(NHK)、『アタック25』(ABCテレビ)など、数々の番組で司会を担当していて、とにかくMC力には定評がある。紅白歌合戦の司会を狙えるほどだと言われていますし、ワイドショーを卒なくこなすことなど、朝飯前。フジテレビとしては、狙い通りでしょう」(テレビ局関係者)

 時を同じくして始まった裏番組の『ラヴィット!』(TBS系)は、ニュースではなく、グルメなどの生活情報に特化したバラエティ番組となっており、『めざまし8』とはかなりテイストが違う。

「『めざまし8』は、いわば王道のワイドショーで、『とくダネ!』の流れを受け継いでいます。フジテレビの朝の“看板”である“めざまし”を冠にしているし、とにかく安心して見られる番組というコンセプトのようです。そういう意味でも、谷原さんは適役といえます」(同)

 しかし、そんな谷原にも不安材料がある。制作会社関係者はこう話す。

「ワイドショーというと、どちらかというとアクが強いタイプの司会者が支持される傾向にある。坂上忍もそうだし、加藤浩次、宮根誠司もそう。時に強く持論を展開したり、思うがままに怒りを表したりすることもあるタイプが好まれるんです。ヘタをすれば、傲慢に見えてネットで炎上することもありますが、そういう話題性によって視聴者の興味を引き、番組が育っていくんです。

 でも、谷原さんは良くも悪くもさわやかすぎる。ほかの司会者のような“ドス黒さ”みたいなものはほとんど見えないし、マジメで勉強熱心だから、物議を醸すような乱暴な持論を展開するようなこともないはず。刺激を求めるワイドショーの視聴者からは“物足りない”と思われるのではないかと心配されています」

 ワイドショーとして支持されるようになるため、谷原が“キャラ変”するような展開はありうるのだろうか。

「谷原さんが『めざまし8』に“全振り”するのであれば、ワイドショー仕様にシフトすることもあるでしょうが、他の番組ではクリーンなイメージを保たなければならないわけで、簡単に路線変更することは無理。あまり無茶をすると俳優業にも影響するでしょうしね。谷原さんとしては、“さわやかなワイドショーのMC”という独自路線を突き進むしかないでしょう」(同)

 谷原章介がワイドショーの新たな扉を開くこととなるのだろうか。

田井じゅん(エンタメウォッチャー)

1985年生まれ。神奈川県出身。専門学校在学中より、ミニコミ誌やフリーペーパーなどでライター活動を開始。一般企業への就職を経て、週刊誌の芸能記者に転身。アイドル業界や音楽業界を中心に、その裏側を取材中。

たいじゅん

最終更新:2021/04/05 09:00
ページ上部へ戻る

配給映画