トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 『チコちゃん』大竹まこと大暴走

『チコちゃんに叱られる!』大竹まこと大暴走の神回「俺のことか、この野郎!」 

「自動車の運転に危険な曲リスト」1位は…?

 ここで、レッド・ツェッペリンのコピーバンドでドラムを演奏していた経験を持つ河瀬先生が、シチュエーションに合わせたベストミュージックを紹介してくれた。運動前に聴くとパフォーマンスが向上するのは、ヴェルディの『レクイエム「怒りの日」』らしい。一般的に、テンポが速く音が大きい曲を聴くと心拍数や呼吸数が上昇し、体を動かすための準備段階に機能すると言われる。さらに、テンポが一定であまり変化せず、コーラスが含まれていると体がより動きやすくなるとのこと。でも、『怒りの日』を聴くと映画『バトル・ロワイアル』を思い出しちゃうんだよな……。ビートたけしから「今から皆さんにランニングをしてもらいます」と言われた気がして、どうにもそわそわする。

 ドライブ中に聴くと安全運転ができるのは、ビートルズの『Yesterday』である。ゆったりした穏やかな曲を聴いていると運転が荒くならない。この曲の心拍数や血圧が上がらないテンポと穏やかな曲調は精神を落ち着かせ、冷静な判断ができるようになるのだ。でも、『Yesterday』ってせいぜい2分程度の長さの曲である。安全運転はできても、いかんせん尺が短すぎるな……。というか、同じビートルズなら『Drive My Car』を聴けばいいのに。そういえば、かつてイギリスで「自動車の運転に危険な曲リスト」が発表され、そのときの1位はワーグナー『ワルキューレの騎行』だった。これも納得である。

 朝寝坊していつもより駅まで速く歩きたいときは、いきものががりの『じょいふる』がいいらしい。走ったり歩いたりするテンポは音楽に影響されるので、テンポの速いこの曲はうってつけなのだ。そして、前向きで明るい曲調は気持ちを向上させてくれる。というか、「キョエちゃん=吉岡聖恵(いきものがかり)」説が根強いのに、あえていきものがかりをぶっ込んでくる辺りが攻めているじゃないか。

 色々な曲が紹介されたこのテーマ、非常に面白かった。ただ、昨年12月15日放送『そんなコト考えた事なかったクイズ! トリニクって何の肉!?』(テレビ朝日系)に出演した際、めるるはMr.Childrenについて「存在を知らなかった」と衝撃発言をしていたっけ。そんな彼女だけに、ビートルズのこともスティービー・ワンダーのことも知らなかった可能性は大。果たして、彼女にとっても有益な情報だったのだろうか……?

 VTR終了後、「SOSを出すのはどんなとき?」と質問を受けたチコちゃんは、「白髪交じりの初老の人が解答席を下りてきたとき」と回答。それを聞き、「俺のことか、この野郎!」と大竹が解答席から駆け下りていった。打てば響くように求められた役割をこなす辺り、さすがベテランである。というか、初老という言葉が当てはまるのは正確には40代、いって60歳くらいだ。71歳の大竹に初老とは、チコちゃんもなかなか優しい。

1234
ページ上部へ戻る

配給映画