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『チコちゃんに叱られる!』大竹まこと大暴走の神回「俺のことか、この野郎!」 

【確認中】『チコちゃんに叱られる!』大竹まこと大暴走の神回「俺のことか、この野郎!」 の画像1
『チコちゃんに叱られる!』(NHK)

 3月26日放送『チコちゃんに叱られる!』(NHK)のゲストは、初登場の“めるる”こと生見愛瑠と、今回で16回目の出演となる“シティボーイズ1号”大竹まことだ。昨年2月12日に放送された『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)で、当時高校生だっためるるは「テストで9教科中8教科0点だった」と告白していたが、今回は果たして活躍できるのか!?

 そして、『チコちゃん』最多出演者の大竹にも注目。この人の姿は『チコちゃん』で本当によく見る。もちろん、現在進行形で記録は更新中だ。

チコちゃん 「20回出演いただくと引退でございますので、よろしくお願いいたします」
大竹    「引退なの? 次からは『大竹とこま』って名前で。私、別名で『常滑川(とこなめがわ)まこと』って名前もある。昔懐かしい方もいらっしゃると思いますけど(笑)」

 懐かしいどころの騒ぎじゃない。『夕やけニャンニャン』(フジテレビ系)等で彼が「常滑川まこと」を名乗っていたのは、かれこれ30年以上前の話だ。子どもの視聴者もいるというのに、いきなりの伝わらない情報である。

『恋チュン』でウォーキングをし、『Yesterday』でドライブ

 この日最初のテーマは「なんで走っている人はやたらと音楽を聴いてるの?」という疑問だった。いや、「暇だから」以外に理由なんてあるのだろうか……? 他に思いつくのはリズムを取るため、気分を盛り上げるためといった理由だが、本音を言えばランニングしているときは音楽を聴かず、風の音や街の音を聴いてるほうが楽しい。ともかく、チコちゃんが発表した正解は「音楽が脳からのSOSをかき消してくれるから」だった。いや、脳からのSOSを消したらマズいんじゃないの!?

 詳しく教えてくれるのは神戸学院大学の河瀬諭准教授。曰く、音楽には運動するときに感じる疲労感や「辛い」と思う気持ちをかき消してくれる作用があると多くの研究でわかっているとのこと。運動をすると汗をかき、心拍数が上がって脳が疲れを認識し、SOSのサインを出す。これを体が受け取ると疲労感を感じるようになるのだ。しかし、音楽を聴くと脳内でドーパミンなどの快楽物質が放出され、楽しさや喜びの感情が生まれる。この快楽物質にはSOSのサインを感じにくくさせる作用があり、一時的に疲労感を軽減すると考えられているのだ。オーストラリアで行われた実験では、音楽なしの人より音楽ありの人のほうが疲れを感じるまでの時間が約20%長くなったという結果も出たほどである。音楽によって引き起こされる喜びや楽しさの感情が脳からのSOSサインをかき消し、運動能力を向上させ、さらに長続きさせる。音楽が持つブロック作用に驚いてしまう。でも、脳をごまかしながらやるランニングって体にいいのかしら……。SOSが出ているなら、その時点でやめるべきでは? なんだか不安になってきた。というか、そもそもこれは「なぜ音楽を聴いてるの?」への回答になっておらず、「音楽にはこういう効果がある」と明らかにしただけだ。

 とりあえず、話を進めよう。音楽が運動にもたらす効果は他にもある。街中にいると流れる音楽のリズムに自然と歩調を合わせてしまった経験はないだろうか? これを、俗に「引き込み現象」と呼ぶ。リズムに合わせて体が動いてしまう習性が人間にはあるのだ。そして、音楽のリズムに合わせると運動のペースを一定に保てる効果もある。一般的に、1分間に120拍前後のリズムを刻む曲が最も心地よく感じられ、ウォーキングに最適だと言われている。例えば、AKB48『恋するフォーチュンクッキー』やボン・ジョヴィの『It’s My Life』はおよそ120拍だ。

 さらに、音の種類によって体の動き方も変わってくる。例えば、「ピッピッピッピッ」という一般的な電子音をバスドラムに変えて聴くと、音に反応して体が勝手に動き出す。さらに、スネアドラムとハイハットの音を足してリズムを変えると、頭が上下に揺れてノリノリになってくる。体を動かしたくなるこの感覚を、俗に「グルーヴ」と呼ぶ。グルーヴ感が強い音楽ほど体を動かしたくなり、より楽しさを感じることができる。様々な楽曲を比較した研究によると、最もグルーヴ感があるとされる曲はスティービー・ワンダーの『Superstition』だそうだ。納得!

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