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日刊サイゾー トップ > カルチャー > 映画  > 瀧内公美、“オスカー候補監督”新作でヒロインに!

瀧内公美、“オスカー候補監督”の新作映画でヒロインに! 女優として新たなステージへ

マーク・ギル公式Instagramより

 女優の瀧内公美がマーク・ギル監督の新作映画『Ravens(原題)』に出演することが明らかになった。

 本作は、世界的に評価される写真家の故・深瀬昌久と、その元妻・洋子の関係にフォーカスした作品。深瀬を浅野忠信が、洋子を瀧口が演じる。また、『ファンタスティック・フォー』『キングコング:髑髏島の巨神』などの出演で知らるトビー・ケベルが、ニューヨーク近代美術館の名キュレーター、ジョン・シャーカフスキー役で出演するという。

 監督を務めるマーク・ギルは、短編映画『ミスター・ヴォーマン』が2013年の第86回アカデミー賞で短編映画賞の候補になったことでも知られる人物だ。映画は「深瀬昌久アーカイブス」創設者兼ディレクターのトモ・コスガ氏の全面協力のもと制作される。コスガ氏は「監督とは一対一で、この5年近くやりとりをしてきました。また彼からは深瀬の元妻・洋子さんに度重なる密なアプローチが行われています」などとツイートしており、監督が力を入れて臨んでいる作品であることがうかがえる。撮影は来春に日本で行われる予定だという。

 12年から本格的に女優として歩みだした瀧内は、17年公開の主演映画『彼女の人生は間違いじゃない』で全国映連賞女優賞に輝くなど演技力に定評があるが、特にここ数年は活躍が目覚ましい。

「柄本佑とダブル主演を務めた19年公開の映画『火口のふたり』が大きかったでしょう。『映画芸術』や『キネマ旬報』が日本映画ベストテン第一位に選ぶなど絶賛された同作はR18+のラブストーリーでしたが、これまでも大胆な脱ぎっぷりを見せてきた瀧内は、元恋人とのセックスにのめりこむ女性を繊細かつ見事に演じ切り、『第93回キネマ旬報ベスト・テン』主演女優賞、『第41回ヨコハマ映画祭』最優秀新人賞に輝きました」(映画ライター)

 同年にはTBS火曜ドラマ『凪のお暇』にも出演。これを皮切りに『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)、『共演NG』(テレビ東京系)、『岸辺露伴は動かない』(NHK)といった話題のドラマに立て続けに姿を見せ、それぞれにまったく違う役どころを好演した。

「4月期には、松たか子主演で坂元裕二脚本、佐野亜裕美プロデュースと『カルテット』(TBS系)の布陣が揃うことでも注目を集めているドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』(フジテレビ系)にも出演します。坂元脚本といえば、ロングヒット中の映画『花束みたいな恋をした』にも出演していましたね。

 さらに今年は、4月2日から『裏アカ』、9月にも『由宇子の天秤』と主演映画の公開が続きます。特に後者は、昨年の第25回釜山国際映画祭で、新人監督を対象としたニューカレンツ部門における最高賞・ニューカレンツアワードに輝くなど、国際的な評価も高い。『Ravens』への出演をきっかけにグローバルな活躍も期待できそうです」(同前)

 オファーがあれば何でも挑戦したいという瀧内。これからの数年でさらなる飛躍を遂げることになりそうだ。

新城優征(ライター)

ドラマ・映画好きの男性ライター。俳優インタビュー、Netflix配信の海外ドラマの取材経験などもあり。

しんじょうゆうせい

最終更新:2021/09/09 20:39
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