賭け麻雀の黒川元検事長に罰金20万円! 世論が司法を動かす“日本の韓国化”
#政治 #安倍晋三 #麻雀 #黒川弘務
昨年、緊急事態宣言の最中に新聞記者と賭け麻雀をしていたとして刑事告発された黒川弘務元検事長に対し、罰金20万円の略式命令が出された。
昨年5月に週刊誌で報じられたこの事件は、黒川氏が朝日、産経両紙の記者と複数回にわたり、金を賭けて麻雀をしていたもの。当時、黒川氏は“定年延長問題”の渦中にあり、その最中での問題行動に激しい批判の声があがった。
「黒川氏は『官邸の守護神』と呼ばれ、安倍晋三首相(当時)にべったりの人物。森友学園・加計学園の“モリカケ問題”や公文書改ざん疑惑が安倍政権に利する形で終わったのは彼の力があるとされ、安倍首相は法解釈を変更してまで定年を延長させようとしました。背景には、安倍氏の悲願だった検察庁法改正がありましたが、激しい批判で見送られ、“子飼い”の黒川氏も麻雀で辞任に追い込まれたというのが、事件の大まかなストーリーです」(週刊誌政治部記者)
マスコミにマークされている人物が、賭博行為を行っていたことを暴かれるという前代未聞の事態に、永田町・霞が関界隈ではリーク説が盛んに飛び交った。ただ、賭け麻雀を賭博罪で問うことについては、“やりすぎ”という声もある。
「確かに黒川氏は金を賭けて麻雀をしており、これは賭博罪に当たります。ただ、賭博罪は基本的に被害者がおらず、黒川氏が行っていた“テンピン”というレートは、社会通念上とびぬけて高額なものではない。大学生やサラリーマンがやるレベルです。麻雀界は健全化を図るべく、金を賭けない『競技麻雀』を懸命に推進していますが、“金を賭けない麻雀なんて”と思っている人間は多い。マスコミ各社には麻雀好きがウジャウジャいますし、弁護士や裁判官も金を賭けてやっています。
政府は昨年、野党議員の質問に対し、『麻雀は賭博罪に当たる』との見解を示しましたが、レートについては『個々に判断されるべき事柄』と説明しており、これは“グレーゾーン”を認めたようなもの。そもそも麻雀は4人でやるのに、罪を問われたのは黒川氏だけというのもかなりの無理筋です。社会的制裁もたっぷり受けていますし、賭博罪は現行犯が基本なので、黒川氏は争ったら勝てたかもしれません」(法曹界関係者)
ただでさえ定年延長で批判が高まっているところに、賭博行為も明るみに出て、袋叩きに遭った黒川氏。その結果、職を失っただけでなく、通常なら罪に問われない微罪でも裁かれることになったが、日韓問題に詳しい政治ジャーナリストは、こういった傾向を危惧する。
「社会の処罰感情が量刑に影響するケースは時に見受けられますが、これはとても危険。教職員、警察官、医師など、特定の職業であることが、裁判で言及されることはありますが、下手に世間におもねれば、裁判の大原則である“法の下の平等”を揺るがしかねません。
これが完全に蔑ろにされているのが韓国です。反日感情が強い韓国では、慰安婦問題や徴用工問題などで日本側に不利な判決が下されるケースが相次いでいますが、これらの多くは憲法や国際法に照らして明らかに無理があるものばかり。裁判所や裁判官が世論に迎合してしまうことから『韓国には“国民情緒法”が存在する』と揶揄されています。こういった行為が続けば、国民の溜飲は下がりますが、国際的な評価は下がり、“後進国”と世界から軽蔑されることになる。これは絶対に避けなくてはいけません」(政治ジャーナリスト)
スポーツの審判も同じだが、裁く側がアツくなってはダメということ。韓国を“他山の石”に出来るかどうかが問われているようだ。
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