『水曜日のダウンタウン』30−1GP優勝! ニッポンの社長の“出世街道”
#水曜日のダウンタウン #ニッポンの社長 #全国区 #30−1グランプリ
後輩に「昔のネタはすごかったのに」と思われたくない
――影響受けた芸人さんっています?
辻 ジャルジャルさんですかね。大学生の頃、『オールザッツ漫才』(MBSテレビ)で出てきたとき、こんなにもシュールなことをポップにやる人おるんや、って衝撃でした。カッコいいと思っちゃいました。
ケツ センセーショナル感がすごかった。
辻 それこそコントを発明してたと思います。そこから天竺鼠さんも見るようになって、カッコいいバンド見つけた感覚でした。
ケツ 僕は笑い飯さんですね。お笑いに目覚めるきっかけになったので。
――今、憧れる芸人さんはいますか。
辻 どこのポジションとかはないですね。テレビでスターになるのはむずいと思ってるんで、ネタをずっとやっていきたいです。でも後輩に「昔えぐいネタつくってたのに、今は……」と思われたくないんですよ。寄席でこんなネタやってるんや、と後輩に勇気与えるネタをやりたい。今は配信もあるし、単独ライブでメシ食えたらすごいし、道を作れたらいいなとは思います。
ケツ 僕は後輩に向けてええことは言えないです(笑)。バラエティも出たいですけど、僕はそんな明るい人間でもないから、向いてる気はしないんで。今のところバラエティだけでやっていける自信はないですねえ。
――ケツさん、『マルコポロリ!』(関西テレビ)で、ガンガンいじられて活躍してたじゃないですか。
ケツ あれは周りに助けられました。東野さんが最初からいじってくれたんで。
辻 始まった瞬間、ほんこんさんの「コンビはできるヤツとできへんヤツがおる」というコメントに、東野さんが「それってニッポンの社長のことですか?」と言ってくれたんですよね。ケツはできないほう扱いで、やりやすかったと思うんです。でも、僕は震えてました。そんなにできるヤツでもないのに、ここからできるヤツとして1時間ふるまわなあかんのか、もうスベれへんと思って……。
――テレビというところでは、賞レースで結果出したいですか?
ケツ 出したいですね。優勝したら「あの人ら、オモロい」ってわかりやすくなるので。
――今まで優勝したことは?
ケツ ないんです。
辻 あ~、そういえばこないだ『水曜日のダウンタウン』(TBS)の「30−1グランプリ」で優勝したみたいで、それが初めてです。でもまだオンエア前で実感なくて。
ケツ 優勝伝えられたときも雑誌の取材ということで、このよしもと本社の部屋に初めて来たら、カメラがいて……。
辻 だからこれも何かあるんじゃないかと。
――すいません、純正のサイゾー取材なんです。
ケツ 僕は半分そのつもりで来てます!
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