高橋みなみ、作家・朝井リョウとのラジオ終了で新たな時間が動き出す! 「2018年突入」仕掛けが成果を出し始めるまでとこれから
#高橋みなみ #最終回 #朝井リョウ #ヨブンのこと
こんにちは。ラジオ書き起こし職人のみやーんZZです。いつも聞きまくっているラジオの中から興味深かったエピソードを紹介する連載の第9回目。今回はニッポン放送『高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと』最終回でのエピソードをご紹介。
4年以上続いた番組の最終回。朝井リョウさんが高橋みなみさんにこんな風に切り出します。「高橋さん。今、あなたは西暦何年にいらっしゃるんですか?」。そして、高橋みなみさんのツイッターのプロフィール文章が2018年以来ずっと「2018年突入ーー今年も皆さんよろしくお願いします」のまま変えられていないことについて話し始めます。
実は、このプロフィール文章をそのままにしておくことを考案したのが朝井リョウさん。『ヨブンのこと』番組内で提案し、これまでに何度もプロフィール文章を変えようとする高橋みなみさんを阻止。文章をそのままにしていくことがSNS上でどのように受け止められていくのかを観察し続けていたのでした。
2018年から3年以上、この「2018年突入ーー」を継続し、最初はあまりリアクションがなかったものの、次第にいいダシが出て、話題に上がるケースが増加。四千頭身やミルクボーイ、Aマッソなどのラジオで取り上げられたり、事情を全く知らないであろうアカウントの「たしかにこのプロフィールのままずっと投稿してるのって、怖い」というツイートが何千もの「いいね」を獲得するほどバズったりしたのを見て、朝井さんは「これが当初、求めていた阿部寛公式ホームページみたいな広まり方だ!」と感じたそうです。
「本当に勉強になった。今は短期間でどうやって成果を出すか? っていう風にみんな、頭がいっぱい。成果主義。だけれども、やっぱり何かを仕掛けてそこから結果が出始めるまでって3年ぐらいかかるんだなっていうのは、今回の実験で非常によく分かりました!」と満足げに話す朝井さん。しかし、番組が終了になり、文脈を共有できる人や場がなくなるため、高橋みなみさんに番組オンエアーの終了後、プロフィール文章を「2021年」に変えることを提案します。
「だから仕掛けておくべきだなって思うよね。本当にこうやって。なにになるか、わかんない。本当に若いリスナー、みんな、聞いて。なにになるか、わからないの! だからその時に無駄だって思ったことだって、どういう風に作用するかわからないんだ、人生!……いける、これで?」と若者たちへの取ってつけたようなメッセージを発し、ラジオパーソナリティー感を滑り込み出していく朝井さん。
「高橋さんのTwitterのプロフィール文が2021年になったのを見届けたら、みんなでブロックしましょう!」と最後までひどいことを言っており、思わず笑ってしまいました。
そして放送終了後、高橋みなみさんのTwitterプロフィール文が「2021年突入ー!」に変わっていることを確認し、わかってはいたものの「本当に終わってしまったんだな」という切ない気持ちになってしまったのも含めて、最後の最後まで楽しませてもらえました。『高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと』、本当に素敵で大好きな番組でした。高橋さん、朝井さん、お疲れ様でした。大変失礼いたしました!
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