低空発進の『ラヴィット!』 あまりに“ユルイ”内容は有能すぎる麒麟川島のムダ遣いか?
#麒麟 #川島明 #ラヴィット!
麒麟の川島明がメインMCを務める、TBS系朝のバラエティー番組『ラヴィット!』が3月29日にスタート。初回放送の平均世帯視聴率は2.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、前番組の『グッとラック!』最終回の2.8%から0.1ポイント下げる形となった。
現在、“バラエティ界でもっとも信頼される芸人”とまで称される川島を起用したにもかかわらず、視聴率が下がってしまった『ラヴィット!』。通常のワイドショーのように、時事ネタを扱うのではなく、グルメや生活情報のロケを主体とした内容となっている。
「ロケで扱われるネタは、日本テレビの『ヒルナンデス!』やTBS『王様のブランチ』などに近いテイスト。さらに、スタジオのパネリストたちとクイズを繰り広げるコーナーもあり、このあたりも『ヒルナンデス!』によく似ていますね。たくさんの旬の芸人をレギュラーに揃えている割には、少々“ユルイ”内容だと思います」(テレビ局関係者)
『ヒルナンデス!』は今年で10周年を迎える長寿番組となっているが、『ラヴィット!』もそこを狙ったということなのだろうか。
「バラエティ色の強い情報番組という意味では、まさに『ヒルナンデス!』の二番煎じ感は否めない。でも、せっかくバラエティ能力が高い川島を起用しているのだから、もうちょっとやりようがあったんじゃないかという気もします。
そもそも『ヒルナンデス!』MCの南原清隆は、川島とはまったく異なるタイプ。川島が周囲の出演者たちを上手くいじったり、鋭く突っ込んだりして、どんなことでも笑いに変えていくタイプならば、南原はあまり積極的に動かず、ハプニングを待つタイプ。南原がそこまでガツガツしていない“優しいおじさん”というポジションだからこそ、『ヒルナンデス!』のユルさとフィットするんです。一方の『ラヴィット!』は、わざわざ川島のようなお笑いスキルが高い芸人をMCにしているんだから、もっとハイレベルなバラエティを期待してしまうわけです。この程度の内容なら“川島のムダ遣い”になってしまいそうです」(同)
しかし、一方で初回の視聴率が最低レベルだったことで、早い段階でのテコ入れの可能性もありそうだ。
「来週までにもしも数字が回復していく傾向が見られなかったら、それはもう番組内容が視聴者に受け入れられなかったということ。方向性の見直しが必要になるでしょう。そうなったら、おそらく川島やほかの芸人レギュラーたちのスキルに頼るような内容になっていくはず。スタジオでのゲームコーナーが増えていくような展開もあるでしょうね。間違いなく、そっちのほうが川島のポテンシャルを活かせると思います」(同)
出鼻をくじかれてしまった『ラヴィット!』。ここからどうやって巻き返していくかに注目が集まる。
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