トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > カルチャー  > どうぶつの森が効率的な“広告媒体”になる!?

サンリオ、LGがどうぶつの森で新たなプロモーション!ゲーム内広告の新展開につながるか?

LGはあつ森でOLED島とLIT島を使って有機ELテレビのプロモーション

 3月24日からLGエレクトロニクス・ジャパンが展開しているNintendo Switch用ソフト「あつまれ どうぶつの森」(以下、あつ森)でのプロモーションは、同ゲーム内で有機Eテレビの世界観を体感できるという新しいタイプの広告といっていい。

 同社があつ森内で展開しているのは、「OLED島」(夢番地:DA-7677-3136-5978)と「LIT島」(夢番地:DA-2218-2553-1949)の2つの島だ。この2つの島内では、LGの有機ELテレビをCinema、Gallery、Gaming、Sportsの4つのテーマで展示。

 展示ギャラリーをメインに有機ELテレビの世界観を体験できる「OLED島」、素子1つ1つが自発光する有機ELテレビの特性を生かし、光をテーマにした「LIT島」の2つの島をオープンし、夢番地を入力するだけでだれでも訪問できる(Nintendo Switch Onlineへの加入は必要)。

 

 LGと言えば、PS5や新型Xboxのパフォーマンスを最大限に引き出せるテレビを発売しているメーカーとして一部のゲームマニアの間では有名だ。とはいえ、家電量販店のテレビ売り場ではパナソニックやソニーに押されている印象。

 こういった現状を打破すべく、ゲーム内のバーチャル空間で製品の魅力を伝えるこの展開は新規性が高いといえよう。

 これまで各種業態×ゲームの展開はあったが、ゲームの内容やユーザー層を考えると簡単に手を出しにくい領域と思われがち。だが、どうぶつの森は老若男女に支持されている上、知名度も圧倒的。このような条件下で、ブランドや製品をプロモーションするのはある意味効率的と判断されたのではないだろうか。

 ゲーム内でのプロモーションにおいても、任天堂は頭1つ抜けている印象だ。

(C)NintendoC)’21 SANRIO CO., LTD. APPR. NO. S612166 S/T・F

辻 英之(編集者)

起きてる間が営業時間のプロ編集者。ゲームメディアの編集長、IT企業での経験を活かし、デジタルエンターテイメント分野記事を中心に寄稿中。ビジネスジャーナルでは『オレの周りはゲームばかり』を連載中。

つじひでゆき

最終更新:2021/04/03 07:00
12
ページ上部へ戻る

配給映画