みのもんただけじゃない! テレビ局のコンプラ遵守で消える“昔感覚”の大御所タレント
#みのもんた #レギュラー番組 #コンプライアンス
タレントのみのもんたがレギュラー出演する『朝からみのもんた』(読売テレビ)が3月28日の放送をもって終了することとなった。これでみののレギュラー番組はゼロになるという。
最終回の収録でみのは、「よく引退と言われますが、引退ではない。潮時。この番組に命をかけるつもりで自分の潮時を見つけていきたい」とコメントしたが、今後のテレビ出演は76歳という年齢とは別の要件により難しくなりそうだという。
「東京五輪・パラリンピックの開閉会式の演出を統括していた67歳の佐々木宏氏が、お笑い芸人の渡辺直美をブタに見立てた演出をしていたことで辞任に追い込まれました。昨今、テレビ各局ではコンプライアンス遵守が徹底されており、“昔の感覚”が抜けていない60歳以上のタレントが番組に呼ばれる機会が激減しています。みのといえば、番組で女子アナのお尻を触ったと思しき事件が有名ですが、タレントのボビー・オロゴンの肌をイジる発言をしたこともあり、番組サイドからすると非常に使いづらくなっています。このご時世に起用しようというテレビマンは少ないでしょう」
ほかにも、俳優の小林旭は『バイキング』(フジテレビ系)にコメンテーターとして登場した際、ラスベガスで起きた銃乱射事件に関し「キ×××」という言葉を発し、アナウンサーが謝罪。また、板東英二は『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で行われたドッキリ企画で、生放送を妨害する一般人に対する行きすぎた反応により、全カットされたことも。さらには、大御所の堺正章も『世界まる見え!テレビ特捜部』(日本テレビ系)にて、クイズが正解したことにかこつけ高畑充希の肩を何度も抱き寄せ、手を握ったことが「完全にセクハラ」と批判を浴びたものだった。
「明石家さんまなどはコンプラ意識がまったくアップデートされていないまま出演し、『老害』とバッシングされることもしばしばですが、あれほどの大物だと切るわけにもいない。一方で、今後の出演が激減する可能性がありそうなのが梅沢富美男です。昔のオヤジ像が受けてブレイクとなりましたが、たびたび女性蔑視的な亭主関白ぶりを披露したり、石原さとみに対して、『(鱈は)あまりにもピンクだと純度が良くない。白ピンクっていうんですけどね、ちょうど女の子のケツみたいなもんですよね』と語るなど、女性共演者へのセクハラ行為も多数見られる。次に失言が飛び出して炎上騒ぎになれば、過去の言動まで遡って批判されそうです」(前出・テレビ関係者)
“個性的なキャラ”ですまされた時代だったかもしれないが、今後はタレント側も制作側もコンプライアンスが求められている。
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