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週刊誌スクープ大賞

菅義偉「”断らない男”だから総理になれた」のは鉄道会社からの政治献金、家族への特別待遇もか

ドイツに洗顔は存在しない!? 顔を洗うは皮膚に悪いのか?

 最近の現代の方針も、「常識を疑え」というもののようだ。

 今週は「顔を洗ってはいけない」という特集だが、目から鱗とはこのことである。

 日本は洗顔の国である。だが、欧米諸国では60歳を過ぎたら顔を洗ってはいけないというのが常識で、ドイツには「洗顔」という単語自体が存在しないそうである。なぜなのか?

 大仁田亜紀によると、肌の表面は角質と呼ばれる層で覆われていて、これが水分を保持したり、皮脂の量を調整したりする重要な役割を果たしているそうだ。

 だが強くこすると角質は簡単に剥がれ、乾燥、肌荒れ、湿疹、ニキビの原因になるという。

「そもそも皮膚は0.02mmと極めて薄く、繊細な組織です。そこからさらに角質が落ちて肌が薄くなることで、汚染物に触れた場合に炎症などを起こす可能性が高くなってしまいます。代表例としては花粉やPM2・5、黄砂といったものが挙げられます」

 角質は本来、落としてはいけないものだという。

 洗顔料に含まれている「旧表示指定成分」、代表的な「エデト酸塩」は皮膚炎の原因になると考えられていて、使用を控えるべきだという。

 そもそも、多くの添加物が使われている洗顔料や石鹸が広く流通しているが、「アメリカでは’16年に薬用石鹸の製造・販売が禁止されました」(藤田絋一郎東京医科歯科大名誉教授)

 ショックなのは、私がよくやる、入浴中にシャワーを顔に直接噴射して洗うというのは、ムチンという眼球の表面に存在する潤いを保つ成分が流されてしまって、角膜が傷つきやすくなるというのだ。

 また熱い湯で顔を洗うのは油分を奪ってしまい、冷たい水だと、高齢者は血管が急に収縮して血圧が上昇し、心筋梗塞などを起こしやすいそうだ。現代曰く、「60を過ぎたら面の皮は厚くしておけ」。なるほどな~。

 ところで、卒業の季節である。小倉智昭も22年続けてきた『とくダネ!』から降板した。小倉に特段の思い出はないが、彼の番組が始まったのが全日空機ハイジャック事件の年だったと聞いて、歳月の長さを改めて感じた。

 私がWeb現代を創刊した年である。飛行機の操縦がしてみたいという男が、操縦室に押し入って機長を殺害した事件であった。その一部始終を録音したボイスレコーダーの音声を入手し、一部をカットしてネットに上げたのである。

 早稲田大学の周辺では、卒業式を終えて仲間と歓談する女性が見られる。近くの神田川の桜も今が見ごろである。

 NHK『ニュースウオッチ9』の有馬嘉男も降板した。

 昨年10月、番組に菅首相が出た時、学術会議問題で問い詰めたことで菅の怒りを買い、それを忖度したNHKの上層部が降板させることを決めたといわれる。

 新潮で有馬哲夫早稲田大学教授が、政治に屈してばかりいるNHKに中立公正な報道は望めないから、受信料を廃止して、「広告を流し、NHK愛好者から寄付金を集め、『自活』せよ」と説いている。

 なぜ、NHKは言論の自由を守れないのか? 有馬は、「放送法を熟読してほしい。NHKは放送法のもと、総務大臣によって、さるぐつわどころか、手かせ、足かせまではめられているのだ。NHKは受信料で支えられているから中立公正な放送ができるというが、実際はまさにその逆だ」。NHKについてよくいわれることだが、今のように腐りきったNHKにそんなことができるはずはない。

 受信料の義務化まで、政治の力を利用して獲得したNHKは、名実ともに「国策放送会社」に成り下がったのだから。

 26日金曜日の『ニュースウオッチ9』を見た。最後に有馬キャスターがお別れの言葉を述べた。

 淡々とした物言いだったが、終わってカメラを見つめた視線がやや寂しそうだったと見えたのは、私の思い入れからだったのだろうか。

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